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2023.08.05 18:00

家族でハワイ移住。準備中に突きつけられた現実とビザ取得の覚悟

Forbes JAPAN編集部
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米国総領事館で最終面接。家族で大阪へ!


面接前日に新幹線で大阪へ向かいました。娘にとって初めての新幹線です。新大阪駅に着き、宿泊先のホテルまで電車で向かうとき、「3時間前までは神奈川にいて店の片付けをしていたな」とふと思い、行動力さえあればどこでも行けると思いました。

翌日、10時30分ごろに大阪の米国総領事館に到着。物々しい雰囲気に圧倒されていた矢先、荷物の持ち込みが禁止されていることに気が付きました。ギョッとした妻がコインロッカーへダッシュし、時間ギリギリに戻ってきました。呼吸を整える彼女の姿をみて、この先何が起きても俺たちなら乗り越えられると確信しました。

領事館へ提出した書類リストは、こちらです。

・パスポート
・DS-160(オンラインビザ申請書)
・Appointment Confirmation(面接予約の確認書)
・証明写真(5cm × 5cmの背景が白のもの)
・戸籍謄本(家族で1部、日本語のもの)


領事館の中は別世界。セキュリティも厳しく、静まり返っていました。緊張感のなか、書類と指紋のチェックを受けました。最後の面接は、みどりの窓口のようなカウンターで家族全員で受けました。

「ビザは何年間ですか?」「どこの会社で働きますか?」などのさまざまな質問に日本語で答え、「一週間後に郵送でビザが届きます」と告げられ、面接を終了しました。正直、領事館を出るまではドキドキしていました。

4月25日に無事にビザが到着。「一般的にビザの申請をスタートして早くて2カ月半はかかる」と言われるなか、たった1カ月ちょっとで取得できました。それもひとえに佐藤氏と弁護士のおかげです。

これでやっと海外移住のスタートラインに立つことができ、この日は久しぶりによく眠れました。ここまでの経験で、海外での仕事のモチベーション、海外生活の考え方などを改めることができました。

とても貴重な経験をさせていただきました。佐藤氏に感謝です。

伊東流、海外移住の教訓その2

・この人について行こうと決めたら信じる!
・時間がかかる役所作業はなるべく早めに!
・「今できること」と「ちょっと先のこと」を考えて着実にこなしていく!
・必要な書類はすべてリスト化して、忘れ物のないようにしっかりと確認する!
・領事館には荷物を入れられないので、必ず事前にロッカーに荷物をいれるべし!
・面接で英語は必要なし。強く身構えずに「どんなに高い壁でも乗り越えられない壁はない」と思う!


(この記事はOCEANSより転載しています)

伊東浩邦=写真提供 千野あき=取材・文

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