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2023.08.03

光が差し込むリビングで食すブランチ ネットイヤーグループ石黒不二代の推しメシ

石黒不二代の推しメシ 光が差し込むリビングで食すブランチ

社会で活躍するリーダーや、著名なビジネスマンたちのパワーの源は何なのか?彼らの「パワーフード」から、彼らのエネルギーの源を探るシリーズ。

今回は、ネットイヤーグループ取締役チーフエヴァンジェリストの石黒不二代さん。名古屋大学経済学部卒業後、ブラザー工業やスワロフスキー・ジャパンを経て、スタンフォード大学経営大学院でMBAを取得。1994年、シリコンバレーでハイテク系コンサルティング会社を起業し、ネットイヤーグループの日本での創業に参画するため帰国。2000年、同社社長兼CEOに就任し、現在はDXテクノロジー投資を中心に活躍している。

「幼少期は食べることが苦手で、食事の時間になると逃げ回っていたため、脂肪細胞数が少なく、大人になっても太りにくい体質になりました(笑)」という石黒さんの推しメシは、自宅で作る栄養バランスのいいヘルシーご飯。

200ドルのキャビア缶をほぼ一人で食べてしまう豪快な逸話を持つゆえに、「『石黒さんの血はワインでできている』とか、『毎日ワインを飲み歩いている』と、あらぬ誤解を受けるのですが(笑)。実際には、接待には行きませんし、毎日お家でご飯を作って食べています。自宅で気ままに作るご飯が快適過ぎて、外食はめったにしません」と石黒さんは語る。

なかでもお気に入りは、日曜の朝にゆっくり起きて、太陽の光が差し込む明るいリビングで食べるブランチ。忙しい日々のなか、最もリラックスできる瞬間だという。そんな石黒さんだが、結婚当時は全く料理ができなかった過去を持つ。

「アメリカ時代、高額な授業料やら開業資金やらで必要経費が次々と飛んでいく貧しい時期に、つつましく暮らさざるを得ない環境から自炊を始めました。そうしたら、お料理の楽しさや栄養バランスのよさに目覚めてしまい。お肉、お野菜、炭水化物など、体調や気分に合わせて材料を吟味して作るお家ご飯以上の贅沢はありません。そして、お料理に合わせてテーブルクロスやお皿をコーディネートしていくと、すっかり気分も上がります」(石黒さん)

さらに、レストランでは味わえない「家族との極上のリラックスタイム」も自炊を通して発見できた。「食後、リビングの絨毯の上でゴロゴロ寝転がっていると、子供から『うちは、うだうだ家族だね〜』と最高のお褒めの言葉をいただけます(笑)!」

文=中村麻美

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