夏になると太るという人は、暑さで体を動かす機会が減り、ビールやソーダなどの冷たい飲み物を多くとり、その結果、食欲が落ちて素麺や冷やし中華など、単品で喉ごしのいい食事に偏ってしまうためだ。どうしても糖質中心になり、太ってしまう。江崎グリコが提案する「タンサ活」は、腸内細菌に働きかけて短鎖脂肪酸を増やすというもの。そのためには、ビフィズス菌入りヨーグルト100グラムと水溶性食物繊維2グラムを食事に取り入れること。それだけだ。
短鎖脂肪酸は、ビフィズス菌などの腸内細菌が水溶性食物繊維やオリゴ糖を食べて作り出す、酢酸、プロピオン酸、酪酸などの有機酸の仲間。腸活ブームで注目を集めている腸内細菌代謝物質だ。それは代謝系や免疫系の受容体に働きかけて、抗肥満作用、食欲抑制、整腸作用、悪玉菌の抑制作用、腸管バリア向上、免疫力向上、生活習慣病予防、水やミネラルの吸収促進などなど大活躍をしてくれる有り難い存在だ。ビフィズス菌入りヨーグルト100グラムと水溶性食物繊維2グラム。これを頭に入れておこう。
ビフィズス菌入りならば、どのメーカーのヨーグルトでも効果があるが、なかでも、江崎グリコ独自のビフィズス菌(Bifidobacterium animalis ssp. lactis GCL2505株)は、食物繊維のイヌリンといっしょに食べることで、一般的なビフィズス菌にくらべて多い割合で短鎖脂肪酸が作り出せるということだ。