スタートアップ

2023.08.01 17:30

クリーンエナジーコネクトが31億8000万円調達【7月第4週資金調達まとめ】

縄田 陽介

アクセルラボ

調達額:3億9000万円
調達先:石田克史
備考:シリーズBラウンド

スマートホームサービス「SpaceCore(スペース・コア)」などを運営するスタートアップ。

「SpaceCore」は、不動産会社やハウスメーカー等の住宅・不動産事業者と居住者・オーナーのためのスマートホームサービスだ。

ホームIoT製品を設置し、専用アプリでさまざまな家電製品や設備のオートメンション化や遠隔操作可能になる"スマートホーム機能"、物件のオーナーや居住者との契約事や日々のコミュニケーションが円滑におこなえる”リレーション機能”、住んでいる地域に関するさまざまな生活サービスをユーザーが利用できる"生活サービス機能"を備えている。

これらの機能を一元化し、不動産事業者と入居者の双方が活用できるクラウドサービスおよびアプリとして提供している。

2023年7月には、シリーズBラウンドで石田克史を引受先とした第三者割当増資により、3億9000万円の資金調達を実施した。

本資金調達により、シリーズBの累計資金調達額は12億7000万円となった。

今回の資金調達は、事業領域及びサービス領域の更なる拡大に向けて、ソフトウェア投資及び研究開発に係る開発資金、 IoTデバイスの調達資金、サポート体制の拡充及び新規採用に係る人件費等を含む運転資金に充当する方針だ。

ドリコス

調達額:3億3000万円
調達先:東芝テック / AGキャピタル / エアトリ / 商工組合中央金庫(融資)
備考:プレシリーズBラウンド

オーダーメイドサプリメントサーバー「healthServer(ヘルスサーバー)」などの開発を行うスタートアップ。

「healthServer」は、医学博士と管理栄養士が監修したアルゴリズムを駆使し、ユーザーに必要な栄養素を自動で推算し、その場でサプリメントを提供してくれるオーダーメイドサプリメントサーバー。

サーバーには生体センサーが内蔵されており、触れるだけでその人の健康状態を可視化。一人ひとりにあった栄養素を解析した上で粉末状のサプリを提供可能だ。

効率よく必要な栄養素のみを取得できる点、粉末状で水やコーヒー、料理に溶かすことが可能な点が特徴。

他にもジム向けオーダーメイドサプリサービス「GRANDE」なども提供しており、ジム会員のトレーニング目標や体組成情報などから、1万以上の配合パターンから自動で分析し、その場で提供したり、業務用体組成機器と自動連携によりパーソナライズされた栄養サポートを提供するのが特徴だ。

2023年7月には、プレシリーズBラウンドにて、東芝テック、AGキャピタル、エアトリを引受先とする第三者割当増資ならびに商工組合中央金庫からの融資による資金調達を実施。

調達した資金は、オーダーメイドサプリメントの提供だけではなく、会員の継続率向上も達成できるサービスとして導入拡大が進むGRANDEを中心に、設置拡大ならびに機能拡充や、領域拡大に向けた営業、カスタマーサクセス、開発の採用強化に充てられる方針だ。
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文=STARTUP DB

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