同サービスのデータによれば、7月最初の3週間の世界平均気温は16.95度で、2019年7月の16.63度を上回り、観測史上最も暑い3週間となった。その原因となっているのは、北米、アジア、欧州の熱波だ。
中国の新疆ウイグル自治区トルファン市では7月16日、気温が52.2度に達し、国内最高記録を更新した。一方、欧州では広範囲に熱波が発生したものの、1日の平均気温の記録は更新されなかった。
コペルニクス気候変動サービスによれば、7月6日は世界平均気温が観測史上最高の17.08度を記録した。6日、5日、7日は、1日の最高気温がそれぞれ史上3位、4位、5位に入っている。先月の世界平均気温は15.5度で、観測史上最も暑い6月となった。
ギリシャとカナダの山火事も気温上昇の一因となっている。欧州では昨夏にも熱波が発生し、膨大な数の死者が出た他、フランスとスペインでは大規模な山火事が発生した。
7月の残り期間についての情報は、8月8日にコペルニクス気候変動サービスの月次報告書に掲載される予定だが、世界気象機関は、今月が史上最も暑い月になることはほぼ確実だとしている。また、同機関は、今後5年間で世界が史上最も暑い1年を記録する確率は98%と予測している。
(forbes.com 原文)