米芸能誌バラエティなどの報道によると、マーゴット・ロビーとライアン・ゴズリング主演の同作は先週末、クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』と共に公開されて以来、北米で2億1410万ドル(約302億円)の興行収入をあげた。うち25日の収入は2600万ドル(約36億円)に達した。
全米興収は『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の1億8700万ドル(約260億円)を上回り、今年7番目のヒット作となった。ただし、4月に公開されこれまでに5億7400万ドル(約810億円)以上を売り上げている『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』にはまだ遠く及ばない。ボックスオフィス・モジョによれば、米国外での興収は1億9400万ドル(約273億円)を超え、全世界では初週で5億ドルに迫る勢いだという。
一方、バラエティによると、原爆の父と呼ばれる物理学者ロバート・オッペンハイマーをキリアン・マーフィーが演じた『オッペンハイマー』は、国内で1億700万ドル(約151億円)、海外で9700万ドル(約136億円)の興収を記録した。
両作はソーシャルメディア上で「バーベンハイマー」と呼ばれ話題を呼んでおり、これに『バービー』の大規模な宣伝が相まって、いずれもヒット作となった。両作の人気により、同週末の全米興収総額は3億1100万ドル(約438億円)と、歴代4位を記録した。
『バービー』は早ければ今週中にも、2月に公開されたマーベル映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の興行成績(2億1450万ドル=約302億円)を超える可能性がある。また、ディズニーの実写リブート版『リトル・マーメイド』(全米興収2億9620万ドル)や、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(同3億5890万ドル)、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(同3億7580万ドル)といった映画にも着実に迫っている。
(forbes.com 原文)