ターニングポイント3 IPOに向け黒字化を達成
セガ エンタテイメントのM&Aにより200店舗のゲームセンターを運営する企業に成長したGENDA。2022年1月期には、売り上げを前年の約10億円から381億円にまで急成長させ、40億円の営業黒字も達成した。IPOを見据えるGENDAにとっては大きな前進となった。さらに、2022年には、北海道でゲームセンターやボウリング場、映画館などを運営していた「スガイディノス」から事業を譲り受けて店舗を拡大。売り上げを460億円、営業利益を42億円に伸ばした。
スガイディノスもコロナ禍でダメージを受け、当時23億円の負債を抱えていたが、「北海道民から愛されていて、プライズゲーム人気も回復している。そのなかでGENDAが追加投資をしたことで、業績に貢献するような事業に変化している」という。今年の秋には札幌に新店舗を開店する準備も進んでいる。
創業当初の狙い通り、GENDAはM&Aで急成長を果たしてきた。世界一のエンタメ企業を目指し、見据えるのは日本国内のシェアトップを獲得することだ。
今回、念願の上場を果たしたことで、さらに売り上げも伸ばし、次なるM&Aの準備も整えているところだ。