日本時間7月1日から始まったフリーエージェント(以下FA)も落ち着き、各チームが新シーズンに向けて新しい戦力を揃えてきました。
八村塁と渡邊雄太がFA初日に契約が決まったことをForbes JAPANのコラムでもお伝えしました。特に八村がレイカーズと3年5100万ドルと高額契約を結んだことは話題になっていましたが、レイカーズがそれ以外にどのような補強をしたかご存知ですか。今日は新シーズンに向けてレイカーズが行った補強や再契約についてお伝えしていきます。
レイカーズが今シーズン優勝するために必要なことや補強ポイントはこちらの記事でもお伝えしましたが、特にレブロン・ジェームズをサポートできる司令塔や、シューター、インサイド選手を獲得し、高さのアップを狙うことが大きなポイントでした。レイカーズはこれらに対して的確に補強してきました。
評価を取り戻せるか? 試練のシーズンになる選手
レイカーズはディアンジェロ・ラッセルと2年約3600万ドルの再契約を締結しました。
ラッセルは昨シーズン途中にトレードでレイカーズへ加入しました。そもそも彼は2015年のNBAドラフトで全体2位でレイカーズに指名され、その後、他チームでオールスターまで成長したポイントガードです。トレード加入後はレイカーズに足りなかった司令塔としての役割とアウトサイドシュートで大きく貢献していました。
しかし、プレーオフでは自身のシュートタッチが不調で、特に西決勝では極度のスランプに陥り、期待外れの結果に終わりました。
レイカーズはラッセルを信じて再契約をしました。またラッセルも以前の契約は4年11700万ドルだったため、今回の契約では年俸で換算しても下がる形となりましたが、了承しました。これはラッセル自身の今シーズン改めて自分の実力を証明するという強い覚悟を表しているように感じました。
これまでレギュラーシーズンは良いものの、プレーオフでは力を発揮できないという評価が下されている彼ですが、今後は周りの声を黙らせる活躍に期待したいです。