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2023.07.31 09:30

モバイルオーダー限定のカレーショップ、コロナ後のオフィス街で大人気の理由

昨今人気のスパイスカレーのランチ価格に比べて、TMCのカレーは普通にトッピングを足しても平均800〜900円台で楽しめる。オプションを抜いてシンプルにベースのカレーを味わうのであれば500円ワンコインでオーダーすることも可能だ。利用者にも優しい商品の価格設定には「おいしくて、ヘルシー。本当の意味で『コスパの良いランチ』が食べられることを『当たり前』にする」という西山氏のこだわりが反映されている。

コロナ禍の逆風も成長の追い風に変えた

FOODCODEが運営するTMCのサービスは、コロナ禍の間にはオフィスランチのテイクアウト需要が高まったことで大きく成長した。今年の春以降は都内各所のオフィスエリアに人が戻り、ランチタイムの街も活況を呈している。それにともなって、ランチタイムにはイートインサービスの利用客が再び増える傾向にあるのだろうか。西山氏に聞いた。

「TMCも今年は3月以降から毎月、お客様のご利用が明確に増えています。コロナ禍の間に『ランチをアプリで注文すること』がとても便利であることが広く伝わり、今はお客様の中にライフスタイルとして定着している手応えがあります。これからビジネスパーソンの方々がオフィスに戻ってくれば、TMCのサービスはもっと伸ばせるだろうと期待をしています」

FOODCODEでは一定数の従業員がいる企業向けに、ランチタイムにカレーを届けるデリバリーサービス「TMC For Office」を提供している。現在このサービスを導入する企業が100社を超えている。先述したTMCのアプリでオーダーする仕組みは共通であることから、事前注文の待ち時間や行列がなく、昼休憩の時間を有意義に使えると、良いフィードバックが寄せられている。

テイクアウトのパッケージも、カレーのにおいが強く立ちこめないように工夫を凝らしているというテイクアウトのパッケージも、カレーのにおいがもれないように工夫を凝らしているという

「ご契約いただく企業のお客様には、カレーをお届けする場所だけ指定いただければ、あとはそちらにスタッフがカレーをまとめて届けるという仕組みのサービスです。アプリからご注文をいただくので、どなたか代表の方に注文や代金を取りまとめていただく必要もありません。とにかく手間要らずなので、取りあえず試してみた企業のお客様に継続してご愛用いただいています」
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編集=安井克至

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