コロナ禍の逆風も成長の追い風に変えた
FOODCODEが運営するTMCのサービスは、コロナ禍の間にはオフィスランチのテイクアウト需要が高まったことで大きく成長した。今年の春以降は都内各所のオフィスエリアに人が戻り、ランチタイムの街も活況を呈している。それにともなって、ランチタイムにはイートインサービスの利用客が再び増える傾向にあるのだろうか。西山氏に聞いた。「TMCも今年は3月以降から毎月、お客様のご利用が明確に増えています。コロナ禍の間に『ランチをアプリで注文すること』がとても便利であることが広く伝わり、今はお客様の中にライフスタイルとして定着している手応えがあります。これからビジネスパーソンの方々がオフィスに戻ってくれば、TMCのサービスはもっと伸ばせるだろうと期待をしています」
FOODCODEでは一定数の従業員がいる企業向けに、ランチタイムにカレーを届けるデリバリーサービス「TMC For Office」を提供している。現在このサービスを導入する企業が100社を超えている。先述したTMCのアプリでオーダーする仕組みは共通であることから、事前注文の待ち時間や行列がなく、昼休憩の時間を有意義に使えると、良いフィードバックが寄せられている。
テイクアウトのパッケージも、カレーのにおいがもれないように工夫を凝らしているという
「ご契約いただく企業のお客様には、カレーをお届けする場所だけ指定いただければ、あとはそちらにスタッフがカレーをまとめて届けるという仕組みのサービスです。アプリからご注文をいただくので、どなたか代表の方に注文や代金を取りまとめていただく必要もありません。とにかく手間要らずなので、取りあえず試してみた企業のお客様に継続してご愛用いただいています」