同社がまとめたランキングによると、1位はトルコのイスタンブールだった。同市はボスポラス海峡を挟んで欧州とアジアにまたがる都市で、銀行や企業の拠点がある商業地区は欧州側にあるが、ワールドアトラスによると市の人口の3分の1はアジア側に居住している。
1~10位に入った都市は以下のとおり。欧州以外にある都市は、4位のバンコクのみとなっている。
1. イスタンブール/トルコ
2. アテネ/ギリシャ
3. ローマ/イタリア
4. バンコク/タイ
5. タリン/エストニア
6. ビリニュス/リトアニア
7. プラハ/チェコ共和国
8. リガ/ラトビア
9. ベルリン/ドイツ
10. ヘルシンキ/フィンランド
InsureMyTripは次の8つの項目を基準に、このランキングを作成している。
1. 体験・アクティビティの質
2. 歩きやすさ(地形)
3. ヘルスケアへのアクセス(医療システムの質)
4. シニア向けツアーの数
5. 公共交通機関
6. 治安(世界平和度指数を参照)
7. 人口密度
8. 住民の平均年齢
イスタンブールは上記項目の1~3と6で高いスコアを獲得した。また、多くの人にとってあまりなじみのない旅先かもしれない5位のタリンは、「体験・アクティビティの質」と「歩きやすさ」の得点が高かった。
最も「不向き」はアントワープ
一方、高齢者の旅行先として最も適していない都市に挙げられたのは、ベルギーのアントワープだった。体験できるアクティビティの数と治安の項目では評価が高かったものの、ヘルスケアへのアクセスが良くないこと、シニア向けのツアーの数が少ないことで、最下位となった。ワースト2位はコスタリカの首都サンホセ、3位はブラジルのサンパウロだった。サンホセが評価を下げたのは主に、起伏の厳しい地形が原因だった。
(forbes.com 原文)