Threads(スレッズ)がリリースされてしばらく経つ。私もその流れに乗り、投稿を始めた。私のフォロワー数は日々増え続け、洞察に満ちた投稿を共有し始める評論家も出てきた(後にそうした投稿はツイッターやインスタグラムからのコピペだと気づいた)。
スレッズがニュースになり、インスタのアカウントでログインできることがわかったとき、スレッズは大ヒットするだろうと思った。大方の予想は当たっていた。このマイクロブログアプリは1億人以上のユーザーを集め、爆発的な人気を博した。
よくあることだが、最初の熱狂は数日で収まった。最近発表されたとある報告によると、1日のアクティブユーザー数(アカウントを持っているだけではなく、実際にアプリを使っている人の数)は1週間で半減。熱狂は7月7日に最高潮に達し、1週間後の14日には冷めた。アクティブユーザーは前週の4900万人に対して14日は約2360万人だった。
私の関心も同じような軌跡をたどった。まず数回投稿し、それからリンクや短い投稿を試行。何人かフォローし、彼らのフィードをチェックし始めた。ツイッターから少し離れ「新入り」アプリにフォーカスしさえした(時価総額7540億ドルの企業がリリースしたアプリを「新入り」と呼んでいいものかはわからないが)。
このアプリの初期バージョンは核心を突いていた。スレッズには何も新しい要素はない。見た目や動作、呼吸、歩き方、話し方すべてツイッターの真似をしている。とはいえ、だからスレッズを使うのに飽きてしまったのではないと思う。
ソーシャルメディア全体に少し飽きているというのが理由だ。投稿してクリックし「いいね!」をしてフォローする。これを100万回繰り返す。以前の記事でも書いたが、新しいアプリでまたフォロワーをゼロから増やしていくというのは楽しい作業ではない。Clubhouseという音声チャットアプリでの多くの作業を思い出す。クラブハウスでユーザーはフォロワー構築の作業をしなければならなかった。自分のブランドを喧伝しようとして、気づいたら5人が私のチャットルームに参加していた、あの奇妙な感覚を私は覚えている。解決法はというと、いつものようにゆっくりとフォロワーを増やすことだ。私はそれをスキップすることにした。