警察はベルリン南部と、隣接するクラインマハノー、テルトウ、シュターンスドルフの市民に厳重に警戒し、雌ライオンと思われる動物を見つけたら家や車の中に避難するよう呼びかけている。
警察は拡声器や緊急通報アプリを使って市民に危険の可能性を警告したと報じられているが、正式な外出禁止令は出ていないという。
ライオン捜索は、ベルリン近郊で「野放し状態の危険な動物」が目撃され、その動物がイノシシを殺すところが撮影されたことから始まった。
報道によると、捜索は警察、猟師、赤外線カメラを搭載したヘリコプター、獣医が加わって「大規模」に展開されている。発表やアプリへの警報の内容などから、警察はこの動物が雌ライオンだと考えているようだ。
警察によると、20日朝の時点で動物は見つかっておらず、捜索は続いている。
警察は、ライオンと思われる動物がどこから来たのかは不明だとしている。ベルリンにある2つの動物園や動物保護施設、サーカスなど、ライオンを飼育できる近隣の施設で雌ライオンあるいは似たような動物が行方不明になったという報告はない。
(forbes.com 原文)