プログラムの主な流れは、次の通り。まずユーザーは専用の検査キット(1万2000円)を化粧品専門店やデパートなどで購入。後日、自宅に送られてくるキットで唾液を採取し、返送すると、約2~3週間後に検査結果が分かる。
検査項目は、かさつきやしわ、シミのできやすさなどを示す「肌体質」、肌の老化や悪影響への「肌レジリエンス力」、血中の各種「ビタミン調整力」の3カテゴリ、合計27項目。ユーザーが自身の肌体質に加え、生活習慣も見直すことができるのが特徴だ。
次に、検査結果について、美容の専門知識をもつパーソナルビューティーパートナー(PBP)がオンラインで解説するパーソナルセッションを実施。同セッションでは、ユーザーに合わせたスキンケアだけでなく、食事、睡眠、運動などについて総合的なアドバイスを行い、お勧めの化粧品も提案する。
セッション終了後は、DNA検査の結果に基づきパーソナライズされた美容情報を、ユーザーへ定期的にメールで提供。ユーザーは同社のマイページやアプリで検査結果や美容情報を閲覧できるほか、ユーザーと遺伝子タイプが同じPBPが発信するSNS投稿もチェックできる。
資生堂は同サービスの提供にあたり、「個人情報」であるDNAの取扱いに配慮するため、遺伝情報取扱協会(AGI)が運営する「遺伝情報適正取扱認定スタンダード」を、化粧品業界で初めて取得(※)。2030年に「PERSONAL BEAUTY WELLNESS COMPANY」として、生涯を通じて一人ひとりの自分らしい健康美を実現する企業を目指していく。
※4 資生堂ジャパン株式会社として取得
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