食&酒

2023.07.22 09:30

安いコーヒーの苦い真実。2度の「コーヒー危機」とは?

高付加価値化する

育てるコーヒー豆をより良いものに変えたり、豆を取り出す方法を変えたりすれば、理論的に高付加価値にすることはできる。

しかし、実際には地理的な条件や気候条件から育てる豆の品種を変えることが難しいのが現状だ。

また、豆を取り出した後の加工を現地で行うことで、より付加価値の高い状態で他国へ輸出できるようになるが、加工は設備に依存するところが大きく、これも途上国で実行するメリットは薄い。

私たちにできること



私たちにできることは、安いコーヒーではなくエシカルなコーヒーを選ぶようにして、世の中への普及に貢献すること。

安価なコーヒーを買うと、発展途上国の人たちの貧困やフードロスの増加を後押ししてしまう可能性がある。

コーヒーを買う際は、サステナブルな農園で生産された製品に与えられる「レインフォレスト・アライアンス認証」や、生産者への適正価格の支払いを保証する「国際フェアトレード認証」のラベルがついたものを選ぶようにしよう。

【参考】
・MyEL
https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=22803

・幻冬舎
https://gentosha-go.com/articles/-/33223?per_page=1

・厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html

・千葉大学
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900066951/13482084_57_203.pdf


※この記事は、2023年3月にリリースされた「エシカルな暮らし」からの転載です。

文=エシカルな暮らし編集部

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