最高の状態で観測するには、8月13日のピーク(極大)に暗い夜空が広がる場所に向かう計画を今から立てる必要がある。米国流星学会(AMS)によると、晴れていれば、ピーク時には1時間あたり50~75個の流れ星が見られるはずだ。
以下に、去年とは違う今年のペルセウス座流星群が、人々の期待を集めている理由を説明しよう。
1.夜空がとても暗い
極大日は新月(8月16日)のわずか数日前に当たり、月明かりがほとんどない。月が昇った時でも、その輝面比はわずか8%だ。これは2022年とは大きく異なる。昨年の流星群のピークは満月と重なり、月明かりが夜空を一晩中照らし続けていた。
2.流れ星が明るい
遅くまで起きていればいるほど、ペルセウス座流星群は明るくなる。午前2時ごろになると、放射点のあるペルセウス座は高くまで昇り、非常に暗い領域に来るので、流れ星が最も明るく見える。目を暗いところに慣らすのをお忘れなく(スマートフォンを見たい誘惑に負けないように)。3.「火球」の出現も
米航空宇宙局(NASA)によると、ペルセウス座流星群は、通常の流星よりも明るくて長く続く「火球」が観測できることでも知られている。これは、母天体のスイフト・タットル彗星から出て地球の大気に衝突するちりの塊が、他の流星群より大きいことが理由だ。4.天の川が見える
8月は北半球の夜空で天の川を見るのに最適な時期だ。南を見れば、天の川が一晩中動いていくのが見えるはずだ。5.極大が長い
Sky At Nightによると、ペルセウス座流星群の極大は16時間と特に長い。できるだけ多くの流れ星を見るには、極大の夜の観測がベストだが、前後の数日間にも十分な数が見えるはずだ。ただし、極大が過ぎると、流れ星の数は約半分に減る。6.さらに2つの流星群が出現
ペルセウス座流星群が8月13日にピークを迎える中、別の2つの流星群も時折、流れ星を生み出す。この時期には、明るい火球で知られるやぎ座α(アルファ)流星群と、みずがめ座δ(デルタ)南流星群も見られるため、夜空に現れる流れ星が少し増えるかもしれない。(forbes.com 原文)