おかしなことには目をつぶって結果が出るまでグッとこらえ、いいところに意識的に目を向ける。その姿勢に徹する安田を、吉田は「グレートリスナー」と評する。
「昔は怖かったですよ。しかし、安田自身も変化を続けています。安田に毎月エグゼクティブレポートを上げる人は約300人。とりまとめて送るのが遅れると、『今月分はまだかな。楽しみにしてるんだけど』と電話がかかってきます。一昨年からは、その下のレイヤーからも話を聞こうとティーパーティというイベントを始めました。プレゼンがたどたどしい若手も多いですが、安田は絶対に遮らないで最後まで聞く」(吉田)
「源流」は、もともと安田の頭のなかを言語化したものである。ただ、安田もまた「源流」に書かれた内容に合わせて自身をバージョンアップさせているのだ。
───────── なぜ、安田は吉田を「選んだ」のか。本誌ではさらに両氏の言葉が続く。
この記事の続きと解説は、フォーブス ジャパン2023年9月号(7月25日発売)に掲載。下記リンク枠から購入可能。