行動哲学16:人に与えるために稼ぐ
世の中には、独占企業という会社も存在しますが、事業規模は今の2倍、3倍、ましてや10倍にはなりません。独占しているので次がないからです。もし、僕みたいにハングリーな人間が、独占の権利を得られたら大変なことになります。その独占の権利で得られたお金をめちゃくちゃ増やしてしまうはずです。独占企業の人たちは、今の人生のまま、いろいろなことに気づかずにそのまま進んでくださいとアドバイスしたいくらいです。気づかないことが幸せだと思います。あえて教えてあげないことがその人にとっては幸せです。
でも、そういう人たちは、だいたい死ぬ寸前にひらめいてしまうらしいです。ああしておけばよかったと。その後悔を持って死んでいくことになります。だから、お金を棺桶に詰めるらしいのです。そのお金で後々、生き返れるかもしれないと思って。でも、生きている人はそのお金をとってしまいます。結局は、それが、あなたが人生をかけて築き上げた人脈だよということです。
でも、心ある人だったら、お金を棺桶に詰めずに、人に全部分け与えるでしょうね。その結果、こんな人間だったら復活してほしいなと後々の人に思われて、新たな技術で生き返れるかもしれません。生き返りたいという話ではなくて、そういう人であるべきだということです。僕は最後までそういう人でありたい。資産は最期までに全部撒きます。
だからといって、与えすぎて自分がかつかつになると人に与えられなくなるので、そこだけは注意が必要です。でも、与えるために僕はお金を持っていなければいけないと思っています。だから、ちゃんと稼いでいます。
与えるためには儲けること。お金がある状況を作り出すことです。
そのためには自分に投資をして、儲けられるようなビジネスを作り出すこと。儲かって、ある程度のお金ができて、与えてもいいような状況になったら積極的に人に与えてください。与えることで、仲間もできるし、仕事も広がります。そうなれば、いろいろなことがスムーズに回るようになります。
ひとつのことだけをやっていると、そこだけに目が行ってしまうけれど、いろいろなことを同時多発的にやることで、いろいろなところがまた大きくなって、100が1000、1000が億という良い循環に入っていきます。