永野氏の最新自著『成功したければ行動しろ!永野彰一の成功哲学』より以下、一部編集の上、転載で紹介する。
行動哲学15:苦労した期間が長いほどいつか化ける
運やタイミング、人によっては天性も関わってくるのですが、すぐにビジネスで開花する人もいます。神が決めることなのでいつ花開くかはわかりません。神に選ばれる人は、ぱっと成功して、高級車、たとえばレクサスにも乗れるようになるけれど、本当にずっと開花しない人もいます。この話は開花しなくても腐らないでね、という話です。
開花しない人ほど、すごく苦労して、上にあがりそうなのにまた人につぶされて、ということをずっと繰り返します。でも、ようやく50歳、60歳で開花するといきなり頂点まで上り詰める人もいます。そういうケースを何人も見てきました。これはもう自分の力ではコントロールできませんが、苦労した期間が長いほど、いつか開花したときに化けるので、安心して今の努力を続けてください、と言いたいです。人と比べないでいいですから。
あなたの努力はいつか必ず、間違っていない方向であれば開花します。だから、早く開花した人に対して、羨望の意識を持ったり、妬みを持ったりしないでください。はねるタイミングは人それぞれ違います。ちゃんとしたことをやっていれば必ずはねます。だから、人と比べないで、自分のペース、自分のやり方を守ってください。
それに、人間は必ずはねるように出来ているのです。株も理論的には上がり続けるものです。でも、機関投資家が入って、いろいろな茶々を入れるから下がるわけです。ちゃんと買う人がいて、売る人がいて、それが繰り返されれば株は上がり続けるはずです。
人は必ず上がっていくようになっています。もしも、寿命が200歳や300歳に伸びたらつぶし合いが起きるかもしれませんが、今は、ずっと上がっていけるように日本の仕組みはなっています。明確な理由は言えません。なぜなら、それは僕の直感で、そういう暗示を受けているからです。みんな上がっていけます、必ず上に行けるようになっています。
もしかしたら、100回努力して1回しか報われないかもしれない。でも、100回に1回だったらまだいい方です。腐らずにやり続けることが大事です。