Citadel AI
調達額:5億2000万円調達先:東京大学協創プラットフォーム開発 / Coral Capital / ANRI / サントリーホールディングス / 三菱UFJキャピタル
備考:シリーズAラウンド
AIの品質保守を効率的に実現するツール「Citadel Radar」を提供するスタートアップ。
「Citadel Radar」とは企業がもつAIシステムを自動モニタリングし、異常を検知・ブロック、可視化することで、AI固有のリスクから守るサービス。
学習データと運用データの偏移、AIの予測値の経年変化、バージョン入れ替え等に伴う予測値の変動等をリアルタイムで検知するモニタリング機能や不正データ、異常値、悪意のある危険なデータなどをブロックしたり、レビュー用にタグ付けしてアラートを上げるファイアウォール機能、AIの思考過程を可視化し、推論結果に対する説明根拠を提示する可視化機能を備えている。
2023年7月には、シリーズA資金調達ラウンドにおいて、東京大学協創プラットフォーム開発、Coral Capital、ANRI、サントリーホールディングス、三菱UFJキャピタルならびにそのファンドを引受先とする、総額5億2000万円の第三者割当増資を実施した。
今回の調達した資金を通じ、主力製品の対象を、生成AI等の最新AIへと拡充すると共に、来たるべきAIの信頼性に関わる各国の法制度やさまざまなISO標準に対する適合性テスト機能の搭載を進め、グローバル市場への事業展開をさらに加速化する予定だ。
CaTe
調達額:4億円調達先:ジャフコグループ(リード) / 東京ウェルネスインパクト投資事業有限責任組合(リード) / Samurai Incubate Fund7号投資事業有限責任組合
備考:シリーズAラウンド1stクローズ
1アプリ完結家庭教師スキルシェアサービス「ポケットスタディ」や心臓リハビリ治療用アプリの開発を提供するスタートアップ。
「ポケットスタディ」は、日本初の家庭教師スキルシェアサービスであり、スマホ上で受けたい科目の先生を選び、好きな時間に授業を受講することができる特徴を持つ。
同社は他にも、心疾患患者が超高齢化社会において年々増加していることを受け、心不全患者に有効とされている心臓リハビリに着目している。
心臓リハビリを実施可能な医療機関が限られていることや患者の通院負担などの課題を踏まえ、同社では外来心臓リハビリを自宅で行うことができる心臓リハビリ治療用アプリの開発を行なっている。
2023年7月には、シリーズAラウンド・1st クローズとして、国内トップティアのVCであるジャフコ グループ、国内のインパクト投資の実践をリードする東京ウェルネスインパクトファンドを共同リード投資家とし、既存株主のサムライインキュベートの運営ファンドも引受先とした第三者割当増資により、合計4億円の資金調達を実施した。
創業以来の累計調達額は5億4000万円となった。今回の資金調達により、社会課題を解決するべく、プロダクトの開発を加速していくほか、臨床研究・薬事・品質保証にわたる組織体制の一層の強化を進めていく方針だ。