・英国オフィシャルチャートでトップ10入り
・米国で100万ユニットの販売を記録
・スポティファイでオーディエンスK-POPガールグループ歴代1位を記録
・「ビルボードグローバル(米国以外)」で2週連続1位を記録
・「ローリング・ストーン」誌の寄稿家選定今年上半期最高の歌に選定
・「ビルボード」スタッフ選定の今年上半期最高の歌50選に入る
・ワールド・デジタル・ソング・セールスチャートにデビュー113日目で8位にランクイン
・Bubbling Under Hot 100 チャートに韓国のアイドルとしては史上最短でランクイン
・「ビルボード」のホット100チャート16週連続ランクイン
このように、まず海外でバズり、徐々に韓国でも人気が出始めた。しかし、彼女たちの顔を覚える間もなくFIFTY FIFTYの人気は終息しそうである。少なくとも韓国では。
泥沼の独立騒動は訴訟合戦にも
6月23日、FIFTY FIFTYの所属事務所である「ATTRAKT (アトラクト)」は、「外部勢力が当社への中傷などで避難し、所属アーチストたちには甘言で誤った判断をさせ、有効な専属契約を無視し、自分たちと契約を締結するように誘導する不法な行為をしている」というコメントを発表した。そして6月27日、ATTRAKTは、同事務所とともにFIFTY FIFTYのプロジェクト管理および業務を遂行してきた「THE GIVERS」の代表者など3名を詐欺及び業務上背任で告訴した。すると今度は翌日、FIFTY FIFTYのメンバーによるATTRAKTへの「専属契約効力停止仮処分訴訟」が発表された(申請は6月19日)。
6月29日、THE GIVERSも、ATTRAKTの告訴に対してコメントした。ATTRAKTの代表による虚偽告訴および持続的な虚偽事実流布行為に対して、強力な法的対応をすると予告した。
海外で一発当てただけの新人グループをめぐって、なぜこのような泥沼劇になったのか。
まだ訴訟中なので、はっきりしたことはわからないが、ATTRAKTの主張は、自分たちが発掘して、有り金はたいて育てたアーチストが少し売れると、彼女たちに甘言を弄して誘惑し、横から盗んで売り飛ばそうとする輩がいるというものだ。そして、その首謀者としてTHE GIVERSの代表者たちを名指ししている。
ちなみにTHE GIVERSの代表は、音楽プロデューサー出身で、ATTRAKTから資金を提供されて、FIFTY FIFTYをプロデュースしてきた。
また、FIFTY FIFTYのメンバーたちの主張は、精算資料の誠実な提供義務違反、メンバーたちの身体的・精神的健康管理義務違反、人的・物的資源保有及び支援能力不足である。
これに対し、ATTRAKT側は、FIFTY FIFTYのために投資した費用が80億ウォン(約8億円)で、メンバーの健康回復のために手術したとは公表したが、病名は公開していないし、休息期も提供して無理に活動を強行させていないと主張した。