これは、日本円でNFTの売買ができるNFTマーケットNEXAが実施しているデジタル住民票NFTプロジェクトの第2弾。第1弾は今年4月に月山で知られる山形県西川町が販売したデジタル住民票NFTだ。町の人口の2.8倍もの応募があり、現在は第2回販売中という盛況ぶりだ。美祢市の場合も、7月14日午後7時の予約開始からわずか2分で販売数量200個(1個1000円)を超える需要が集まった。15日の時点で4000個を超えている。
このNFTデジタル住民票は「INO」という方式で販売されている。INOは新規株式公開(IPO)のNFT版とも言えるもので、一定の販売予定期間を設けることで、NFTの認知度と価値を高めるために事前告知と購入予約を受け付ける抽選販売の仕組みだ。実際、その効果は十分に現れている。
美祢市のデジタル住民になると、市長も参加する美祢市のオンラインコミュニティーの一員となって、地域振興や災害復興プロジェクトなどに参加できるようになる。また、実際に美祢市を訪れた際には、秋芳洞の入場券、美祢市養鱒場釣り堀の竿の貸し出し料と鱒2匹、美祢市化石館の入場料、美祢市温水プール利用料が無料になるといった特典が受けられる。
美祢市は、デジタル住民がNFTの価値を高めようと「自立分散的な活動が起こり、継続した関係住民の増加につながる」ことを期待している。
山口県美祢市第1回デジタル住民票NFT概要
販売数量:2000個
価格:1000円
決済方法:日本円、クレジットカード
申し込み終了:2023年7月23日午後11時59分
当選発表:2023年7月25日
二次取引開始:2023年8月1日(デジタル住民票NFTは転売が可能)
プレスリリース