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2023.08.03

サステナビリティ経営を実現する「人」の強い想い──「アスピレーション」が未来を変える

自分のアスピレーション(熱望・願望・大志)を大切にすること。「こんな世界を創りたい」という夢を仲間と共有すること。PwC Japan グループの「サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンス」。そこに所属するサステナビリティ・ストラテジストは、社会を変えたいという信念をもって、クライアントの課題に向き合っている。


国内の企業をクライアントにして活動するコンサルティングファームのなかでは、より早期に、しかも長期的視点に立ったうえで深く、広範に、サステナビリティ経営の支援に邁進してきた。それが、PwC Japan グループである。

そのPwC Japan グループが総力を挙げて企業のサステナビリティ経営へのトランスフォーメーションを支援するべく立ち上げたハブ組織。それが、サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンス(サステナビリティ CoE)だ。

サステナビリティCoEが人を惹きつける理由

上述した「早さ」 「深さ」「広さ」は、どこから生まれているのか。すなわち、これらの言葉を使って形容される提供価値の源泉とは何か。

それは、人である。

サステナビリティ CoEという組織には、サステナビリティ・ストラテジストを中心に77人が在籍している。(2023年7月1日現在)

リード・パートナーの磯貝友紀は、2011年にPwC Japan グループのメンバーファームに入社している。上述した「早さ」の源流は、磯貝がPwC Japan グループにジョインする以前に赴任していたアフリカの現場だ。

磯貝友紀(以下、磯貝):03年から私はアフリカを中心に途上国におけるサステナブルビジネスを現地で支援してきました。その際に、現地企業とともに、サステナブルビジネスを展開する欧米の大企業とも仕事をする機会に恵まれました。これらの欧米の大企業は、15年先、20年先を見据えた長期的視野の投資戦略に基づき、サステナブルビジネスに人材と資金を潤沢に投入していました。彼らは、環境ビジネスや社会ビジネスを新たな成長エンジンとして戦略的に攻めようとしていたのです。私が海外で得たのは、「サステナブルビジネスこそが今後のビジネスの主流となる」という実感です。11年に帰国し、PwC Japan グループにジョインしてからは「サステナビリティの推進」に尽くすという決意のもと働いてきました。

磯貝友紀 PwCサステナビリティ合同会社/PwC Japanグループ サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンスリード・パートナー

磯貝友紀 PwCサステナビリティ合同会社/PwC Japan グループ サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンスリード・パートナー


そうした磯貝の決意を起点にしながら、サステナビリティ CoEは新たなメンバーの参画によって高まり続ける専門性と多様性を強みとしてきた。戦略立案のエキスパートから各業界や個別課題に深い知見をもつスペシャリストに至るまで、さまざまなケイパビリティの集合によって形づくられる深く広範囲な網の目がチームの尽きせぬアドバンテージになっている。上述した「深さ」や「広さ」とは、この網の目の様相そのものである。

林 素明(以下、林):私は、大学および大学院時代から自動車の内燃機関の研究を通じて、環境問題と向き合ってきました。自動車の内燃機関のCO2排出量を減らすために熱効率の向上を図り、Well-to-WheelでのCO2排出量(自動車の燃料を手に入れる段階から実際に走行させる段階までのCO2排出量のこと。エンジン車であればガソリンの精製、EVであれば電気の発電工程でのCO2排出量も含めることで、両者の同等な比較が可能となる)を比較したり、自動車の環境負荷を測定するライフサイクルアセスメント(製品やサービスの利用時だけでなく製造から廃棄までのトータルの環境負荷を算出・評価する手法)を学んだり、環境負荷の低い社会の実現する方法を模索しながら日々を過ごしていました。

その後、研究の道を歩み続けるか、それとも社会に打って出るかの岐路に立った林は、考えた末に外資系のコンサルティング会社に就職した。00年のことだ。

そのときの自動車業界を取り巻く環境を見て、自動車のエンジンの研究を続けて最先端の技術を生み出すことで社会に貢献できるのかという点に迷いが生じていました。同時に、社会に出るからには、社会から必要とされる人になりたかった。社会に必要とされるには、今後急速に世の中を変えていくだろうITと、経営戦略とは何かを知っておく必要があると考えました。そこで、コンサルティング会社に入り、テクノロジー部門、戦略部門、製造・流通本部、デジタルコンサルティング本部で多数のプロジェクトを手がけました。そして、21年に社会課題解決型のスタートアップに転職し、取締役COO(最高執行責任者)に着任しています。そこでは、事業側の責任者として資金調達を任され、ESG投資・インパクト投資のリーダーとされるベンチャーキャピタルからの出資を受けることができました。

資金調達の過程において確信したのは、「ESG投資やインパクト投資という視点でみると、企業価値(Valuation)が従来と大きく変る」ということです。これであれば、私が昔描いていた環境負荷の低い社会を実現することができるかもしれない。そして、その過程で「今後はサステナビリティ経営にトランスフォーメーションしたいというニーズが、あらゆる企業で高まるに違いない」という感触を得ました。サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)を支援するコンサルティングの仕事に強い想いを抱くようになり、PwCサステナビリティ合同会社への転職を決意しました。22年の11月にパートナーとして参画しています。

私の強みは、デジタルとサステナビリティを統合した領域です。現在は、企業活動の財務インパクト評価を基にしたサステナビリティ戦略の立案を担当しています。サステナビリティに関する企業活動が自社の将来財務に与える経路をPwCではインパクトパスと呼んでおり、その影響を可視化する取り組みを手がけています。今回新たに、各種の非財務情報開示基準から構築したESGデータセットと、各社保有のデータを組み合わせることで、インパクトパスで設定したKPI間の相関関係を定量的なデータで検証することが可能になり、これにより、将来に向けてどのように財務につなげるかを具体的に検証できるようになりました。 

前職で抱いた「ESG投資やインパクト投資という視点でみると、企業価値(Valuation)が従来と大きく変わる」という確信を実現できるサービスに携わることができて、これを進めていくことでサステナビリティ経営を実現していけるのだという強いやりがいを感じています。

他社で戦略コンサルタントを経験してきた林にとって、サステナビリティ CoEの特異性はどのようなところにあると感じられているのだろうか。

通常のコンサル会社との一番の違いは、気持ちの面にあると感じていますね。「社会に貢献したい」という強い想いをもった人が集まっているということです。そして、成果を上げるためにはメンバーの関係性が個人主義ではなく協調主義に基づいていなければならないということも知っています。成果とはすなわち、「クライアントの企業活動を通じて、よりサステナブルな社会を実現する」ということ。そうしたマインドセットを共有できているところが、他社のチームとの本質的な違いです。このマインドセットのおかげで、サステナビリティ CoEというチームには人材が集まる強い磁場が生まれています。

林 素明 PwCサステナビリティ合同会社/PwC Japanグループ サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンス  パートナー

林 素明 PwCサステナビリティ合同会社/PwC Japan グループ サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンス パートナー


齋藤隆弘(以下、齋藤):私は、3社を経て今年の5月にPwCサステナビリティ合同会社に入社しています。外資系総合ファームで11年半、ITベンチャーで9年、直近のシンクタンクで10年を過ごし、直近のシンクタンクでは、コンサルティング部門で大企業の企業価値向上支援を手がけていました。そのなかで、サステナビリティ経営は「コスト増加の要因」でも「リスク回避のための守備的施策」でもなく、「グローバルな競争環境で新たな事業機会を生み、優位性構築につながるコア・コンピタンスになる」という洞察を得ました。

 「“リスク回避のための守備的施策”という表層的なもの」ではなく「“新たな付加価値を創造”し、“日本企業全体を再興”する歴史的なチャンス」ではないか。そのような想いに至った齋藤は、クライアントに対してより強いインパクトをもたらすために自分はどうするべきかを真剣に考えた。

サステナビリティ経営を支援する側の必須要件は、端的に言うと2つです。まずは、強力な組織体制があること。そして、新たなサービスを開発するための投資が潤沢であること。日本で活動するコンサルティングファームのなかで、そうした体制と投資において最も先駆的で他を圧倒しているのが、PwC Japan グループのサステナビリティCoEではないかと思います。もともとは起業を考え、着々と準備していたのですが、軌道修正を図り、PwCサステナビリティ合同会社に入社することにしたのです。

磯貝:確かに私たちは人材への投資を重要視しています。齋藤や林のように多様なバックボーンをもった人材が加わり、組織体制とその多様性が強化されることにより、はじめて私たちはクライアントに対して多様な価値を提供できるようになるのですから。

齋藤:そして、私が入社を決意した最大要因と言ってもいいのが「情熱」です。起業に向けての準備中、ふとしたセレンディピティに恵まれ、PwC Japanグループのサステナビリティサービスを先導してきた坂野や磯貝(その振り返りについては本連載の第1回記事を参照)と情報交換する機会がありました。

その際、PwC Japanグループが戦略的先行投資領域としてSXをターゲティングしてきた経緯などを知り、業界最高水準の志を感じ取ることができました。私が目指している方向性、思い描いているイメージとぴったり合致したのです。それは、私の左脳(=理性)と右脳(=感性)の両方でカチッとハマった“真実の瞬間”となる体験でした。

実際に入社して、若いメンバーと話をしていて感じるのは、誰もが高い「アスピレーション(熱望・願望・大志)」をもっている(アスピレーションの具体的内容については本連載の第2回記事第3回記事第4回記事を参照)ということです。しかも、チーム内で助け合い、共創していこうとする意識が高いのです。だから、クライアントに対して高い価値を提供することができているのだと思います。

私には、製造業をはじめとする日本の大企業に対し、経営から現場までの変革を支援してきた実績が多数あります。その経験を生かして、サステナビリティ CoEの多様なメンバーと共創しながら、SXの推進に貢献していきたいと考えています。

齋藤隆弘 PwCサステナビリティ合同会社/PwC Japanグループ サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンスパートナー

齋藤隆弘 PwCサステナビリティ合同会社/PwC Japan グループ サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンスパートナー

アスピレーションにより、未来は変わる

磯貝、林、齋藤などPwCサステナビリティ合同会社のメンバーを中心に構成される「サステナビリティ CoE」は、環境・社会価値と経済価値を同時に向上させるサステナビリティ経営の実現に向けて、個別の商品やサービスにとどまらず、企業の思想体系やビジネスモデルそのもののトランスフォーメーションを促していく組織だ。

その活動のベースには、齋藤が述べたところの「アスピレーション(熱望・願望・大志)」がある。いま、そのアスピレーションは、日本を代表する企業に深く伝播しているようだ。

磯貝:「エグゼクティブ・サステナビリティ・フォーラム」という会議体があります。これはクライアントワークではなく、PwC Japan グループが発起人となってお集まりいただいた企業の経営者の皆様(PwC Japan グループも含めて全12社)によるサステナビリティ経営の議論の場です。18年にオランダで、ダッチ・サステナブル・グロース・コアリション(欧州を拠点とする大企業がサステナブル・グロースを目指すための社長会)を訪問して設立の趣意や果たしてきた役割を聞き、大いに感銘を受けました。日本でもこうした場が求められていると信じ、構想段階から相当な熱量で走り続けています。

サステナビリティ経営に対するアスピレーションという意味では、このフォーラムの参加企業こそが日本でも最高峰に熱く、研ぎ澄まされた想いをもっていると言えるでしょう。
 
このフォーラムには、各企業の経営者が参加している。サステナビリティを経営アジェンダとして積極的に取り組む企業の経営者が集まり、「エグゼクティブ・サステナビリティ・フォーラム」は22年に発足した。 

第1回会議は「アジアにおける脱炭素化の課題と日本の役割」を議題にして、22年11月24日に開催されている。

現在のアジアは世界の製造工場としての役割を担っており、将来的にも人口増と経済成長が進むと予想されています。そうしたなか、日本の企業が環境関連の技術の活用あるいはルールの整備においてアジア各国の企業と共創することで、サステナビリティに向けた解を見つけ出すことができるのではないかと考えています。

第2回会議は「ASEANにおけるサーキュラーモデル構築」をテーマに掲げて、23年6月2日に開催しています。サステナビリティに関しては多様な課題がありますが、そのなかでもサーキュラーエコノミー(循環型経済)は脱炭素や自然資源、人権といった環境・社会課題とも関連する重要な課題領域であることから、このテーマを継続して議論していくことになりました。

これまでに人類が依拠してきた大量資源消費・大量廃棄モデルから脱却し、サーキュラー(循環型)モデルへと移行することは、新たな市場創出にもつながります。今後は半年ごとに会議を重ねて、新しいサーキュラーモデルの構築を検討していき、その骨子案を国際会議等で発信することを検討しています。

サーキュラー・エコノミーもそうですが、「こんな世界を創りたい」という夢を仲間と共有しながら、そこに向かって今日の自分に何ができるのか、3年後・5年後・10年後の自分に何ができるのかを考え、行動していくのが、サステナビリティを実現する唯一の道のりです。大きなアスピレーションを共有し、打ち上げていきたいと考えています。

サステナビリティを追求する道のりはコストやリスクではなく、チャンスであり、アスピレーションである。

いま、サステナビリティ CoEでは、さまざまな知見を求めています。例えば、インダストリーに関しても、データに関しても、戦略的思考に関しても……。アスピレーションのある方をお待ちしています。



これからの自分が新しい発展をもたらすであろうと期待するからこそ、生きがいは感じられる。人は、働ける。

これまでの文章を読んで「自分の世界の可能性が増えたかのように広々とした希望の念を抱き、使命感の充実と発展を感じられた」のであれば、ぜひともサステナビリティ CoEにジョインしていただきたい。そのアスピレーションこそが、未来を変えていく原動力になるだろう。

PwCサステナビリティ合同会社
用詳細はコチラ




磯貝友紀◎2003年より、民間企業や政府機関にて、東欧、アジア、アフリカにおける民間部門開発、日本企業の投資促進を手がける。08年より世界銀行アフリカ局にて民間部門開発専門官として、東アフリカを中心に民間部門開発、官民連携プロジェクトなどを推進。11年より現職。日本企業のサステナビリティビジョン・戦略策定、サステナビリティ・ビジネス・トランスフォーメーションの推進、サステナビリティリスク管理の仕組み構築、途上国における社会課題解決型ビジネス支援やサステナブル投融資支援を実施。共著に『SX の時代』、『2030 年のSX 戦略』(いずれも日経BP)。

林 素明◎2000年より20年以上にわたり、外資系コンサルティング会社のテクノロジー部門、戦略部門、製造・流通本部、デジタルコンサルティング本部において多数のプロジェクトを手がけ、デジタルコンサルティング本部においては7年以上にわたり、組織立上げから拡大まで携わる。2021年より社会課題解決型のスタートアップのCOOとして経営全般を統括。ESG投資ファンド・インパクト投資ファンドからの資金調達を事業責任者として推進。2022年より現職。デジタルとサステナビリティを統合する領域の強みを生かし、企業のサステナビリティ活動に係る財務インパクト評価を基にサステナビリティ戦略を立案する業務などに従事。

齋藤隆弘◎外資系総合ファームにてITシステムのプログラミングからキャリアをスタートし、業務改革や事業戦略立案支援など11年半にわたって各種企業変革プロジェクトに従事。次に9年在籍したITベンチャーでは、製造業向けのものづくり変革ソリューションを事業として成長させ、東証への上場を果たす。3社目のシンクタンクでは、コンサルティング部門にて大企業の企業価値向上支援を中心に10年ほど従事。起業を模索していたなか、運命的な引き合わせによってPwCサステナビリティ合同会社を知るところとなり、2023年5月に入社。

#1 公開中:日本企業にSXを実装して持続的な成長を実現する―サステナビリティCoEが目指す世界とは
#2 公開中:多様なSXのプロフェッショナルのケイパビリティを掛け合わせて確かな成果を目指す
#3 公開中:ビジネスをドライバーに他者と連携してチェンジを起こす―若きサステナビリティ・ストラテジストの原点と現在 そして想い描く未来
#4 公開中:企業を変える。そして、市場を、社会を変える。新しい価値観こそが、この社会を変えていくと信じている

【PwCサステナビリティ合同会社 × Forbes JAPAN連載ページ公開中】

Promoted by PwC サステナビリティ合同会社 / text by Kiyoto Kuniryo photographs by Shuji Goto edit by Akio Takashiro

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