1室と同等の大きさの実験室に、エアロゾル化した新型コロナウイルスを散布して行った実験では、わずか数分のサンプル収集で、さまざまな濃度の空気中のウイルスを湿式サイクロンとバイオセンサーによって検出できた。
シリト教授は、「まず新型コロナウイルスから着手したが、インフルエンザ、RSウイルス、ライノウイルスなど、人々が日常的に感染している代表的な病原体も測定する計画だ」「病院では、このモニターを使って、患者にさまざまな合併症を引き起こす溶連菌を測定できる。人々の健康に実に大きな影響をもたらすだろう」と語っている。
研究チームは現在、この空気環境モニターの商品化に取り組んでいる。
(forbes.com 原文)