両社は、共同組織であるアクセンチュア・グーグル・ビジネス・グループ(AGBG)がもつ知見と、Vertex AI、Generative AI App BuilderなどといったGoogle Cloudの主要AIサービスとを融合させ、新たなソリューションを共同で開発。顧客企業の特定ニーズに応えていく。
具体的には、セールス・マーケティング、サプライチェーン、ヘルスケア、小売・消費財、金融サービス、サステナビリティ、セキュリティ、オペレーション・サービスを戦略的重点分野と位置づけ。19の業界と6つの業務機能にわたるビジネス・プロセスの改善に力を入れる。例えば、個別に最適化されたマーケティングと顧客体験、サプライチェーンの最適化、医療プロセスの改善、セキュリティリスクの軽減などに取り組んでいく。
協業体制強化の一環として、両社の生成AIエンジニアリング専門チームを、世界各地のアクセンチュア・イノベーション・ハブに配置。同チームは顧客企業およびアクセンチュアの生成AI活用を推進するアクセンチュア・アドバンストAIセンターと連携して、顧客企業が生成AIを用いて数日間のスピードで価値を創出できるよう、迅速に実証や試作を実施する体制を構築する。
さらに、両社はアクセンチュア内で生成AIの専門知識を蓄積し、顧客企業のDX推進を支援するため、包括的な研修カリキュラムにも投資。LLM(大規模言語モデル)と創造的破壊力のあるソリューション構築に向けた専門トレーニングを提供するAIアンバサダー認定プログラムも、共同でスタートする。今後、両社は責任あるAIを協業の中核として、偏見への対応、データ保護、適切なデータ利用を徹底し、信頼という基盤の上でAI導入を推進していくという。
アクセンチュアの会長兼最高経営責任者(CEO)、ジュリー・スウィート氏は、「生成AIを活用することで、人間はより多くのことを達成できるようになります。Google Cloudとの協業体制強化により、業界を問わずすべてのアクセンチュアのお客様は、責任ある生成AIの導入を企業全体で加速させて高い効率性と競争優位性併せ持ち、飛躍的な成長を遂げることでしょう」とコメントした。
プレスリリース