政治

2023.07.11 08:45

プーチン大統領、反乱5日後にプリゴジン氏と会談

遠藤宗生

ロシアのプーチン大統領(Free Wind 2014 / Shutterstock.com)

ロシアのペスコフ大統領府報道官は10日、民間軍事会社ワグネルの武装反乱から5日後に、プーチン大統領が同社の創設者エフゲニー・プリゴジンと会談していたことを明らかにした。

ペスコフ報道官が米紙ニューヨーク・タイムズなどのメディアに語ったところによると、両者は6月29日に会談。プリゴジンのほか、ワグネル部隊の指揮官らも招かれ、プーチンは計35人と3時間協議した。指揮官らはプーチンへの忠誠を改めて示し、プーチンのためにウクライナで戦い続けると伝えたという。

協議の3日前、プーチンはプリゴジンの行動は「裏切り」だと非難していた。

プリゴジンとワグネル部隊は6月24日、ロシア軍指導部の打倒を目指し武装反乱を開始。南部ロストフナドヌーを制圧し、数機のロシア軍ヘリコプターを撃墜した。ベラルーシのルカシェンコ大統領が仲介した停戦により、反乱は約24時間で終結した。

プリゴジンは停戦に当たり、ベラルーシへの出国に同意したとされる。だがロシアメディアの報道とルカシェンコ大統領によると、プリゴジンはロシア国内にとどまっている。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子・編集=遠藤宗生

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