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2023.08.01 16:00

子どもの目を輝かせる教育で、より良い社会と未来を拓く

業務スーパーやTSUTAYA、フィットネスジムなど、さまざまな業態の店舗やサービスの運営に辣腕を振るう東食品が、2021年から新たなフランチャイズに加盟した。

選んだのは、1年間に2,000種類以上の教材を使ってまるでショーのようなレッスンを行う幼児教室と療育・発達支援スクールを全国展開するコペルだ。

どのような可能性を感じたのか。また、教育を通して実現される地域・社会貢献の未来とフランチャイズの可能性を対談で紐といていく。

進化し続ける教材とショーのようなレッスンが好奇心を刺激する 

大坪信之(以下、大坪):福岡の小さな教室から幼児教育を始めて今年で31年目。

幼児教室のコペルと発達支援スクールのコペルプラスは、日本と海外を合わせて2023年7月現在、約500教室をフランチャイズ展開しています。

きっかけは自分の子どもが生まれたこと。幼児教育に興味をもち、どんどんのめり込んで教室を開くことになりました。最初は市販の教材を200種類ぐらい買い込んだのですが、子どもたちの様子を観察していると、最初はワーッと喜ぶんですが、すぐに喜ばなくなる。

子どもって、初めて見るものには目が輝く。つまり瞳孔が開くんですね。でも、2回目だともう瞳孔が開かない。そこで、いつでも子どもの目が輝くように、毎日新しい教材をつくるようになりました。

鈴木勝(以下、鈴木):子どもたちが本当に楽しく向き合えるものでないと成長を促すことはできない。その基本的な部分が大事だということで、「瞳孔が開く」という表現をよくされているんですよね。そんな子どもたちが目を輝かせる教材が1年間で2,000種類以上。しかも増え続け、進化し続けているというから驚きです。全国の教室で常に最新のものを使っていますよね。教材はどうやってつくっているのですか。

大坪:教材にはフラッシュカードやパズル、歌まで、いろいろな種類のものがあります。もともとは私と先生でつくっていましたが、いまは、長く勤めている福岡の先生が研究員を兼ねていて、実際のレッスンで子どもたちの様子を見ながら教材をつくっています。

ですから、レッスン自体が教材開発の場であり、マーケティングの場であり、試行の場でもある。子どもと向き合ってレッスンをしていると、目の輝きがよくわかりますから。常に試行錯誤を重ねているので、実際の教材の10倍は失敗作があります(笑)。

鈴木:レッスン自体も楽しくて、まるでテーマパークのようだと言われていますよね。

大坪:親御様から聞いた話ですが、お子様にどこのテーマパークに行きたいかと聞いたら、「コペルに行きたい」と言ってくれたと。「レッスンの内容が難しいのでは?」と聞かれることもありますが、子どもにとっては、簡単、難しいというのはないんです。四字熟語なども出てくるので大人はびっくりするんですが、もともと子どもは寿限無寿限無みたいなリズムのいい言葉が好き。リズムのいい言葉を集めたら、古典や名文になったということ。子どもにとっては、好きな言葉で楽しいことなんです。

東北大学や大阪キリスト教短期大学とも共同研究をしているのですが、子どもの瞳孔の開き具合を機械で測定したりもしています。例えば、積み木をしているとき、レッスンのとき、それぞれ何パーセント瞳孔が開くのかというようなことを調べています。これまで経験と観察に基づいていたものを数値化して、さらに改良していくための試みです。

コペルの代表取締役社長、大坪信之

フランチャイズ加盟の決め手は、教材という圧倒的に強力な武器 

鈴木:うちがコペルのフランチャイズに加盟したのは2021年ですが、全国にフランチャイズ展開をするようになったきっかけはなんだったのですか?

大坪:13年前に先生のひとりが引っ越しをして、転居先でも教室を開きたいので教材を送って欲しいと頼まれました。それがフランチャイズ第1号です。そこで、福岡からコペルを全世界に広めようと決心し、フランチャイズショーにも出展して募集したのですが、なかなかすぐには集まりませんでした。

まずは東京に教室を出したいと思い、都内の幼児教室を何十軒も視察してまわったのですが、うちのよ うに教材の多いところは全然ない。これは絶対にウケると思って、いちばん競争の激しい自由が丘に東京の第1号教室を開きました。そこから徐々に加盟が増えていきました。

鈴木社長がコペルのフランチャイズに加盟することを決めてくださった一番の理由はなんでしょうか。

鈴木:うちの会社は、フランチャイズ本部からのご提案を月間何社もいただくのですが、コペルの場合、まったく営業の感じがなかった。もう、教材の話しかしない(笑)。

私はいろいろな業態のフランチャイズ運営を30年以上やっているので、ダメ出しだったらいくらでもできます。ただ、コペルは、経営の話だとか、儲かるとか、そういった話が全然なくて、変わっているなというのは正直あったんですけど(笑)、教材は強力な差別化だなと思いました。

私がフランチャイズの事業を選択する際に大切にしているのが、「同業他社と比較して差別化ができているか?」ということです。コペルは当時30年近い歴史と400教室以上の実績があり、年間2,000種類以上の教材という武器で大きな差別化ができていたことが理由ですね。ですから、教育事業に参入しようと思ったというよりは、コペルプラスだから選んだというのが正解です。

大坪:業界では教材マニアと言われてい ますが、褒め言葉だと思っています(笑)。

2000種類以上の教材を使い、ショーのようなレッスンで子どもの好奇心を刺激する

鈴木:
同じ業界の中で、勝てるか勝てないかを見極めなくてはいけない。勝てるツールはなんですか?差別化ってなんですか?と聞いたときに、明確に答えられるかどうかは大きい。コペルには、ほかが真 似できない圧倒的な教材があって、これを駆使した教育は、ほかはなかなか追随できない。私たちが組む企業は必ずほかに負けないものをもっています。

日本一を選ぶのはなくて、うちが加盟すると日本一になる、そういうところと組ませていただいています。フランチャイズというのは、ノウハウと時間を買うビジネス。長年試行錯誤し、苦労してつくり上 げたノウハウを買わせていただくわけですから。ただ、買ったところで勝てるかどうかは、いろいろな業態を運営していると見えてくるものがあるんです。コペルは、周りに何が来ようが負けない想定ができたので、加盟させていただきました。

大坪:同じレシピで、同じ材料を使っても三つ星レストランの味にならないのと同じで、いろんなノウハウが絡み合っている。ここに至るまでに試行錯誤を重ねてでき上がった型があって、その通りにやら なければいけない。ただ真似をしてもうまくいきません。

鈴木:そもそも先生が合格しないと教室を始められませんからね。その点でも教室のレベルやクオリティが保たれるのでしょうね。500教室あっても、全国各地で同じクオリティの同じレッスンを受けるこ とができるというのもすごい。

大坪:先生には、考えずに体が動くようになるまでレッスンを練習して覚えてもらうんです。レッスンはステージと一緒で、毎回ライブのショーだと言っています。だから、必ず試験を受けて、合格してもらわないといけない。合格しても免許は1年更新なので、毎年テストを受けてもらう。100点をとらないと合格できないので、合格までに5カ月かかった先生もいるんですよ。99点でも合格させません。本当の優しさは厳しさなんです。

鈴木:全国で同一のレベル、クオリティを保てるというのは実はとても重要です。チェーン店は、店舗間格差がいちばん怖い。1軒がダメだと口コミで全国の店舗がダメということになってしまう。特にいまの時代は情報が早 い。コペルの場合は、先生が試験を通らないとレッスンできないので、現場の先生たちに差が生まれない。多少のうまい下手はあったとしても、差が大きくつかない仕組みですね。

最初にご提案いただいたときに、生徒さんが増えるまで1年ぐらいは赤字だけど、そこからは黒字になりますよ、と言われましたが、本当にピタッと1年後に黒字になりました。

ある程度の収益が取れるようになって教室を増やすと、先生たちの知恵も結集できるようになり、お互いフォローし合えるかたちがつくれるようになる。続けていくうちにノウハウが蓄積されて、いいものをどんどんつくっていけるようになる。それが最終的に本部に集約されて、皆で共有する。ほかでの良い試みやノウハウを私たちがもらうこともできる。それがフランチャイズの良いところだし、教室をたくさんもつことのメリットだと思います。

大坪:鈴木社長には、コペルプラス千城台教室で、初めてモール内に開校していただきました。いろいろと実験というかチャレンジをしていただいています。それもまた横展開できますから、非常にありが たいです。

コペルは本来あるべき姿を実現している稀有な会社 

大坪:近年、療育や児童発達支援施設の需要が増えています。2022年12月13日に発表された文部科学省の調査結果でも、小中学生の8.8%に発達障害の可能性があるとのことです。今後はもっと増えるでしょうね。海外では、12%とか14%といわれている国もありますから。

鈴木:もちろん、いままでもそういう子どもたちはいましたが、これまで診断基準がはっきりしていなかった。それが世の中で取り上げられるようになって、気づいたらこんなに、ということなんでしょうね。

療育・発達支援スクールのコペルプラスを運営しているとよくわかるのですが、お子様の成長に不安を感じている保護者の方は多く、身近に相談に乗ってくれるような人もいなくて、疲弊し、孤立している 方も多い。そんな方たちがコペルプラスに出合うことで、冷静にお子様の様子に向き合うことができるようになれば、昨今メディアを騒がせている虐待などの悲しい事件につながることも避けられるでしょう。子どもと保護者にとっての駆け込み寺のような存在は社会的にとても重要です。

一方、保育園や幼稚園で悩んでいる保育士の方も多く、そうした先生方とタッグを組んで子どもの成長にかかわれることも社会貢献として大きな意味がある。子どもたち一人ひとりの個性を大切に育てていくことは、多様性への考え方ともマッチしていて、ひいては文化の醸成にも貢献できるのではないかと思っています。

東食品の代表取締役社長、鈴木勝

大坪:
先ほど東北大学と共同研究をしていると言いましたが、コペルの教室に通っている子どもと、通っていない子どもの比較調査というのもしています。そこでいちばん差が出るのが自尊感情なんです。 コペルに通っている子どもは統計学上あり得ないほど自尊感情が高い。自尊感情をつくるのは、実は親なんですね。うちは親御様に一緒に来てもらって、レッスンをしています。否定的な言葉は一切使わ ず、子どもだけでなく親のことも褒める。親も褒められていなかったり、褒め方がわからなかったりするので。

そうすると、最初は「この子はこんなこともできない」と言っていたのが、「こんなことができるようになった」とか、「こんなことを言ってくれた」というふうに変わっていく。そうすると自尊感情がどんどん上がっていくわけです。

鈴木:子どもと親を一緒に教育しているわけですね。私たちの会社では、運営している業態が何であれ、いらしたお客様に笑顔になって帰っていただくことを心がけています。ですが、コペルプラスの療 育というのは、さまざまな重苦しい思いをされてきた方たちが笑顔になってくれるわけで、ほかとは比べものにならない。保護者の方に泣かれたり、相談に乗ったり、現場の先生たちは大変だと思いますが、通っている皆さんが元気になり、笑顔になってくれることは素晴らしいことだし、同時に責任も感じます。

大坪:言葉がうまく出ないために幼稚園への入園を断られてしまったお子様がいて、親御様がショックを受けてうちの教室に通わせてくださった。半年後に受験の必要な倍率が高くて難しい園に空きが出たので受けに行ったら、この子が合格した。面接では園長先生と日常会話のテストがあったけれど、何の問題もなかったという。これは一般的には奇跡と言われますが、うちの先生たちは「半年通えば当たり前ですよ」と言います。

鈴木:奇跡を当たり前のことにしてしまう。なにしろレッスンの様子を親御様に見せるじゃないですか。それこそ自信の表れだと思うんです。普通は見せたくないですよね。見学禁止の施設だってある。コペルは、本来あるべきことをあるべきかたちでやっている、非常に珍しい会社だと思います。なぜほかがそれをできないかというと、収益だけにフォーカスしているから。コペルの場合は、大坪社長が教 材にフォーカスして、それを活用するための仕組みをつくっている。そこがほかとは大きく違います。
体を動かすレッスンもある。上記も教材の一部

未来への壮大なビジョン。世界平和に向けた50年越しの革命 

鈴木:現在、この6月に増えた1教室を加えて、コペルプラスは4教室を展開、また、コペル保育園という新たな取り組みも今年からスタートさせました。フランチャイズ運営の第3の柱として“教育福祉”のキーワードのもとに展開していこうと考えています。

ほかの事業と違うのは、まず先生を獲得して試験に受かってもらう必要があること。ハードルは高いですが、これをクリアしていくと体制づくりに余力が残せる。それぞれの教室で知恵とノウハウを蓄積して、直営のコペルプラスよりもいい運営をしている自信をもてるぐらいにしたい。そうなるとスタッフのモチベーションも上がるし、もっと良くしていこうとプライドももてる。すごくいい相乗効果が生まれると思っています。ですから、今後もコペル本部と強力なタッグを組み、ますます事業の拡大を目指していきます。

大坪:こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。コペルのこれからの計画としては、4年制の福祉型カレッジ「ゆたかカレッジ」を本格的に全国展開します。現在、8エリアでカレッジが運営されていますが、これを来年4月から全国に広めていきます。また、JICA経由でキルギスという国の教育大臣に招かれて話をしに行きました。キルギスがコペル教育を国に採り入れようとしているとのことで。

コペルで先生向けに行う理念研修があるんですが、そこで私がいつも話しているのが、コペル教育を世界中に広めていって、将来、コペルで育った子どもたちにいろんな分野のリーダーになってもらいたいということ。

やがて大統領や首相になる人も出てくるでしょう。そうすると、サミットで会ったときに、「あなたもコペルですか、私もですよ」と話が弾んで、戦争もなくなるだろうと。だから、皆さんがレッスンの練習をするかどうかに世界平和がかかっているんですよ、と言っています。50年越しの革命と言っているんですけどね。これが世界平和への一番の近道だと本気で思っています。


鈴木勝(すずき・まさる)◎東食品株式会社代表取締役。1959年東京都生まれ。78年慶應義塾大学入学、95年に東食品の代表取締役に就任。2023年7月現在、業務スーパー5店舗、エニタイムフィットネス46店舗、コペル+4教室、その他総菜弁当製造販売業・保育園・不動産賃貸業など、さまざまな業界でサービス・店舗運営を行う。

大坪信之(おおつぼ・のぶゆき)◎コペル代表取締役社長。1963年福岡県生まれ。株式会社コペル代表取締役。 福岡大学 人間関係論非常勤講師。 一般社団法人徳育学会会長。 日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー。幼児教室コペルの運営を通じて、心の教育を志し、さまざまな研究に取り組み続けている。全国各地で、子育てセミナーや、子どもの潜在能力を引き出すための講演活動の実績多数。著書に『偉人を育てた母の言葉』(致知出版社)、『「発達障害」という個性』(幻冬舎メディアコンサルティング)、『自己肯定感を高める最強の子育て』(PHP研究所)、『きみの可能性は無限大』(少年写真新聞社)、『あなたの言葉で子どもは育つ』(プレジデント社)がある。

Promoted by コペル / text by 成瀬晶子 / photographs by 富貴塚悠太 / edit by 今井裕隆