「文字どおりの陰茎測定コンテストを提案する」とマスクは9日夜に、定規の絵文字付きでツイートした。
マスクは、その約9時間前の「ザックは腰抜けだ」と宣言するツイートのフォローアップとしてこの投稿を行った。
I propose a literal dick measuring contest 📏
— Elon Musk (@elonmusk) July 10, 2023
マスクは日曜日の大半をツイッターに費やし、特にザッカーバーグ関連の投稿を盛んに行った。ザッカーバーグが率いるメタは先日、ツイッターの競合のThreads(スレッズ)を立ち上げ、すでに7000万人以上のユーザーを獲得している。
メタは、ツイッターの混乱を好機と捉えて、スレッズの立ち上げを早めたとの見方もある。ニュースサイトVergeの報道によると同社は、セレブたちにスレッズを売り込みながら、このアプリがツイッターとは異なる「まともな運営」をしている点をアピールしているという。
一方、マスクは先日、ほとんどのユーザーが1日に読めるツイートを600件に制限すると発表し、その後は、この制限を緩和したが、この動きは競合他社がツイッターのユーザーを奪うことにつながった。実際、ジャック・ドーシーが立ち上げたツイッターの競合のBluesky(ブルースカイ)は、新規ユーザーが殺到したため、登録を一時停止したほどだ。
しかし、競合他社のこうした努力はどれも、昨年末にツイッターを440億ドル(約6兆3000億円)で買収したマスクにとって喜ばしいものではない。マスクは6月上旬、CEOの座を元NBCユニバーサルのリンダ・ヤッカリーノに譲ったが、彼女は広告主を再びツイッターに呼び戻せる人物だと見られている。しかしマスクは、ツイッターが自由奔放な場所であることを示すために、全力を尽くしているようだ。
ツイッターはこれからどこに向かうのだろうか? 傍目から見ると、マスクはヤッカリーノの仕事を楽にはしていない。広告主は以前からツイッターに神経質になっており、4月に開催されたマーケティング系のカンファレンスでは、マスクといっしょにいるところを見られたくないという人もいた。
(forbes.com 原文)