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2023.07.10

マスクが「男性器の大きさ」でザッカーバーグに対決宣言

イーロン・マスク(Photo by Chesnot / Getty Images)

イーロン・マスクは7月9日、メタのマーク・ザッカーバーグCEOに新たな対戦を申し入れたが、この動きは、広告主をツイッターからさらに遠ざけるかもしれない。52歳の彼は、それぞれの男性器の大きさを測ることをザッカーバーグに提案したのだ。

「文字どおりの陰茎測定コンテストを提案する」とマスクは9日夜に、定規の絵文字付きでツイートした。

マスクは、その約9時間前の「ザックは腰抜けだ」と宣言するツイートのフォローアップとしてこの投稿を行った。

この提案は、マスクとザッカーバーグが「金網マッチ」で戦うと誓い合ってからわずか2週間後のことだ。実際に戦いが実現するかどうかはまだ不明だが、マスクはトレーナーといっしょに写った写真をツイートしている。ザッカーバーグは、この対決が提案される前から柔術のトレーニングを受けていた。

マスクは日曜日の大半をツイッターに費やし、特にザッカーバーグ関連の投稿を盛んに行った。ザッカーバーグが率いるメタは先日、ツイッターの競合のThreads(スレッズ)を立ち上げ、すでに7000万人以上のユーザーを獲得している。

メタは、ツイッターの混乱を好機と捉えて、スレッズの立ち上げを早めたとの見方もある。ニュースサイトVergeの報道によると同社は、セレブたちにスレッズを売り込みながら、このアプリがツイッターとは異なる「まともな運営」をしている点をアピールしているという。

一方、マスクは先日、ほとんどのユーザーが1日に読めるツイートを600件に制限すると発表し、その後は、この制限を緩和したが、この動きは競合他社がツイッターのユーザーを奪うことにつながった。実際、ジャック・ドーシーが立ち上げたツイッターの競合のBluesky(ブルースカイ)は、新規ユーザーが殺到したため、登録を一時停止したほどだ。

しかし、競合他社のこうした努力はどれも、昨年末にツイッターを440億ドル(約6兆3000億円)で買収したマスクにとって喜ばしいものではない。マスクは6月上旬、CEOの座を元NBCユニバーサルのリンダ・ヤッカリーノに譲ったが、彼女は広告主を再びツイッターに呼び戻せる人物だと見られている。しかしマスクは、ツイッターが自由奔放な場所であることを示すために、全力を尽くしているようだ。

ツイッターはこれからどこに向かうのだろうか? 傍目から見ると、マスクはヤッカリーノの仕事を楽にはしていない。広告主は以前からツイッターに神経質になっており、4月に開催されたマーケティング系のカンファレンスでは、マスクといっしょにいるところを見られたくないという人もいた。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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