宇宙

2023.07.13

宇宙ロケットでリサイクル家具を 北海道のアップサイクルプロジェクト

プレスリリースより

アジア初の民間に開かれたスペースポートを大樹町に有する北海道は、宇宙産業の拠点となるべく官民でさまざまな取り組みを行っているが、このほどインターステラテクノロジズを中心に、宇宙ロケットの開発廃材を利用した新産業の創出を目指す「&SPACEプロジェクト」が立ち上がった。手始めとしてロケットの部品から作られた7点の家具が、7月30日まで、釧路空港の1階スペースに展示されている。

&SPACEプロジェクトは、ロケット開発で生じた廃材を使い、道内のものづくり企業と全国のクリエイターが力を合わせて宇宙をもっと身近に感じられる製品を開発するという試み。現在は、ロケット廃材を提供するインターステラテクノロジズ、釧路で店舗のリフォームやインテリアコーディネートを行うBASE9、デザイン事務所ADDReCなど8社が参画している。

釧路空港に展示されている家具は、試験用燃料タンクをリメイクした「宇宙タンクベンチ」、MOMO6号機TENGAロケットV0のカーボン繊維強化樹脂製の外壁を使った「宇宙カーボンチェア」、MOMOのタンクとタンクをつなぐ胴体の強度測定用の試験体を使った「宇宙パラソルテーブル」、MOMOの発射台に使われた断熱材で作った「宇宙ビッグクローテーブル」などがあり、これらは「ロケット開発の当時を感じられる」ように傷や汚れがあえて残されているということだ。

購入を希望は&SPACEプロジェクトのサイトまで。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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