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2023.07.11 10:00

「Z世代のためのSNS」スレッズをクリエイターはどう考える?

安井克至
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また、インスタグラムのリールやTikTokなどを活動の場とする動画クリエイターたちも、スレッズでフォロワーと1対1で交流し、さまざまなタイプのオーディエンスを発見することを期待している。

アルゴリズムに対する疑問

しかし、一部のクリエイターは、スレッズのフィードを動かすアルゴリズムに疑問を感じている。42万3000人のチャンネル登録者を持つフード系のユーチューバーのインガ・ラム(Inga Lam)は、スレッズを使う時間が長くなるにつれ、自分のフィードに見知った顔と、見知らぬ人からのランダムな投稿が混在していることに気づいた。「まだ誰もアルゴリズムを理解していない。誰もが何かがうまくいかないことを予期しています」と彼女はいう。

フォーブスからのEメールの質問に対しメタは、スレッズを動かすアルゴリズムが、ユーザーがフォローしているアカウントがコミュニティガイドラインに合致していれば、そのアカウントからの投稿をレコメンドすると述べている。インスタグラムで多くのフォロワーを持ち、スレッズに早くから参加してオリジナルのコンテンツをシェアしているクリエイターは、フィードでより多くの露出を得ることができるという。

メタは、SNSにおける優位性を利用してスレッズを立ち上げた。YouTubeやインスタグラム、TikTokでコメディ系の動画を投稿し、合計670万人のフォロワーを持つゲイブ・アーウィン(Gabe Erwin)は「1つのプラットフォームが、その下にたくさんのミニプラットフォームを所有しているのは恐ろしいことです」と語るが、インスタグラムとスレッズの間を行き来できる点を高く評価している。「即座にクリックスルーが可能で、お互いにすぐに接続できる点がいいのです」とアーウィンは述べた。

スレッズはまだ初期段階にあるが、クリエイターたちは、このアプリが最初の注目の後も人気を維持できるかどうかを見守っている。「物事が発展し、厄介なことが起こるかもしれない。メタがそれにどう対処するかも気になります」と、コメディ系の動画で500万人のインスタグラムのフォローを持つアダム・ワヒード(Adam Waheed)は語った。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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