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2023.07.11 10:00

「Z世代のためのSNS」スレッズをクリエイターはどう考える?

人々がSNSに費やす時間は限られているため、スレッズに費やす時間が増えれば、インスタグラムに費やす時間が減る可能性があるとメロはいう。「この1日半、インスタグラムでは閑古鳥が鳴いていて、今ここに投稿する価値があるのかどうか疑問に思っているといった声を聞きます」

ツイッターに与える脅威

ツイッターに戦いを挑むスレッズのユーザーインターフェースは、トレンドのタブやダイレクトメッセージ機能、ハッシュタグ機能がないことを除けば、ツイッターに酷似している。スレッズと同様に、ツイッターよりも優れたアプリとして自らを位置づけるBluesky(ブルースカイ)やMastodon(マストドン)などは、成長しているものの、普及には苦戦している。Blueskyは2月にローンチして以来初の100万インストールを達成したばかりで、分散型ネットワークMastodonのアクティブユーザー数は100万人以上減少し、約100万人となっている。

しかし、スレッズはより大きな脅威をツイッターにもたらすかもしれない。インスタグラムの責任者のアダム・モッセーリは、スレッズが2日足らずで7000万人という爆発的な成長を遂げたと発表したが、これはユーザーがインスタグラムとは別のアカウントやユーザー名、プロフィールを作成する必要がないことが一因となっている。

マスクは明らかに脅威を感じている。彼の弁護士であるアレックス・スピロが書いた扇情的な書簡の中で、ツイッターは、メタが数十人の「元ツイッター社員」を使って模倣アプリを作り、企業秘密や知的財産を盗んだとして、彼らを訴えると脅迫した(マスクはツイッターを買収した後、約6000人を解雇している)。これに対し、メタの広報担当者のアンディ・ストーンは「スレッズのエンジニアリングチームに元ツイッター社員はいない」と反論した。

一部のクリエイターにとって、ツイッターは快適な場所ではなかった。ラグジュアリー系の旅行とグルメ関連の投稿を行うチェルシー・デイヴィス(Chelsea Davis)は、ツイッターはごちゃごちゃし過ぎていて使ったことがないと話す。

「自分が偉大なリーダーで思想家だと思っている人が多すぎるのです」と、彼女はフォーブスに語っている。デイヴィスは、インスタグラムにはない縦長の写真が投稿できる点も、スレッズの魅力だと指摘した。
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編集=上田裕資

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