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2023.07.11 10:00

「Z世代のためのSNS」スレッズをクリエイターはどう考える?

Photo Illustration by Rafael Henrique/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

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メタのツイッター競合アプリであるThreads(スレッズ)は、ローンチから2日で7000万人以上のユーザーを獲得し、最も急速にダウンロードされたアプリの1つとなった。大量のフォロワーを持つクリエイターがこぞってこのアプリに参加する大きな理由は、インスタグラムのフォロワーを取り込めることにある。

インスタグラムで170万人、YouTubeで270万人のフォロワーを持つクリエイターのヘイリー・カリル(Haley Kalil)は、シャキーラのようなセレブや数人のメタの社員とともに、まだベータ版のスレッズにいち早く参加した。彼女にとって、数回のタップですべてのフォロワーを取り込めるという点はとても魅力的だった。

「このアプリは、明らかに私の時間を奪っています。ここ1日半は、あまり眠れていません」とカリルはフォーブスに語った。

スレッズには、画像や動画を主に投稿するクリエイターも集まっている。ファッションやライフスタイル、コメディの動画を投稿するカリルは、Z世代が大半を占める彼女のオーディエンスがツイッターを使わないため、自身もツイッターを使ったことがないという。「スレッズは、Z世代がツイッターを乗っ取ったようなものだと思います。見ていて本当に楽しめる」

しかし、クリエイターたちは、スレッズが音声ベースのソーシャルネットワークのClubhouseやTikTokの姉妹アプリのLemon8のように、人気が長続きしなかった他のアプリと似た運命をたどるのかどうかをまだ見守っている。彼らはまた、新たなアプリのためにコンテンツを制作し、フォロワーを魅了するための労力を懸念している。

「人々は、新たなプラットフォームに参加することに、半分興奮し、半分疲れているのではないでしょうか?」と、インスタグラムで54万7000人のフォロワーを持つトラベル系のクリエーターのカタリーナ・メロ(Catarina Mello)は、スレッズに投稿した。

32歳の彼女は、現状ではクリエイターにマネタイズの仕組みを提供していないスレッズが、ユーザーの関心をインスタグラムから遠ざけ、主要な収益を生み出すプラットフォームを「共食い」状態にする危険性があると指摘する。「ここ数日は、多くの人がスレッズを利用しているため、インスタグラムでのエンゲージメントが低下しています」とメロは述べた。
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編集=上田裕資

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