テクノロジー

2023.07.12 09:00

最先端メンテック7選 ここまできた男性特有の「不都合な悩み」の科学的解決法

【不妊】気まずさナシのオンライン精子凍結サービス

他にも海外では、米国発の妊活スタートアップ「Legacy(レガシー)」が、自宅にいながら精子の在宅検査と冷凍保存ができるサービスを提供。自宅に届いたキットに精液を入れてラボに送ると、数日後にはアプリで精子の分析結果をチェックできる。検査のみのコースと、検査後に精子を凍結し、1年間、5年間、生涯保存できるコースなどがあり、いずれもオンラインでの受診が可能だ。
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【避妊】超音波で精子の動きを変える、男性の新しい選択肢

ドイツで生まれた「COSO(コソ)」は、睾丸を超音波で加熱して精子の動きを変化させ、男性側からの避妊を可能にするデバイス。誕生のきっかけは考案者のデザイナー、レベッカ・ヴァイス氏が子宮頸がんを患ったことにより、避妊用ピルを服用できなくなったこと。男性側の避妊方法が限られているため、痛みや副作用のない新しい避妊方法を実現しようと、超音波の利用に着目した。国際エンジニアリングアワード「ジェームズ ダイソン アワード 2021(James Dyson Award 2021)」では、ドイツ国内最優秀賞を受賞した。
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【ED・AGA】デリケートな悩みの診療を、オンラインでお洒落に

男性機能障害の一つで、「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、維持できない状態が持続あるいは再発すること」をいうED(勃起不全)。そして男性ホルモンの働きが要因となり、薄毛や抜け毛が進行するAGA(男性型脱毛症)。
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デリケートなEDとAGAの悩みを、すべてオンラインの診察・処方で解決するのが「Oops(ウープス)」だ。手がけるのは、サイバーエージェントなどで広告クリエイターとして活動していた平野 巴章氏が代表を務めるスタートアップ、SQUIZ。平野氏は20歳の時、大好きだった彼女とEDのためにセックスができなかった経験にもとづき、2021年4月にED診療の「Oops LOVE」を立ち上げ。同年9月には、AGA診療の「Oops HAIR」をローンチした。

ED診療では国内承認薬のみを処方し、AGA診察は頭髪治療のスペシャリスト、東京メモリアルクリニック理事長の佐藤 明男医師が監修。EDとAGA治療のイメージを覆すブランドディレクションは、ファッション雑誌やビューティーブランドを手がけてきた女性アートディレクターが担当し、世界最大級のデザイン賞「Pentawards(ペントアワード)2022」では金賞を獲得した。

【軽失禁】授乳ブラに着想を得た「ちょい漏れ」対策パンツ

創業70年の老舗アパレルメーカー、クロスプラスが製造・販売する尿漏れ対策パンツ「KEEP GUARD(キープガード)」。同社の調査によれば、尿漏れ経験のある男性のうち8割近くがトイレで用を足した直後にズボンにシミができると答え、約7割が乾くまで待っているという。

「KEEP GUARD」は、2層の吸水生地と防水布の3層構造で尿をスピード吸収するため、肌側の生地表面ではサラッと気持ちがいい状態をキープ(※3)できる。さらに生地全体にナノファイン加工を施すことで細菌の増殖を99.9%以上抑制し、防臭効果もしっかり。周囲に気づかれることなく、尿漏れケアができる。同社でフェムテック・メンテック商品を生み出す「Health Tech LABO」が、マタニティウェアブランドの授乳ブラで採用した吸収パッド部分の構造をもとに、商品を開発した。
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※3 目安吸収量は10cc
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Forbes JAPAN Web編集部

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