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2023.07.07

スレッズは「元ツイッター社員を雇い開発」 ツイッターが法的措置示唆

Ascannio / Shutterstock.com

米メタが立ち上げた新SNSアプリ「Threads(スレッズ)」について、ツイッターの代理人弁護士は、同社の「企業秘密やその他の知的財産」を不正使用して開発されたものだと主張した。ニュースメディアのSemafor(セマフォー)が6日、報じた。

ツイッターの代理人を務めるアレックス・スピロ弁護士は、セマフォーが掲載した5日付の書簡で、メタがツイッターの内部情報を取得することを目的に同社の元社員を数十人雇い、スレッズを開発したと主張。メタが雇った元従業員は「ツイッターの文書や電子機器を不適切に保持」し「ツイッターの企業秘密へのアクセスを維持」していると指摘した。

スピロ弁護士はメタに対し「ツイッターの企業秘密」の使用をただちに停止し、ツイッターのフォロワーなどに関するデータを取得しないよう要求。ツイッターが法的措置を取るかどうかは明言しなかったが、自社には「予告なしに民事上の手段や差し止め命令を追求する権利」があると警告した。

これに対し、メタの広報担当者アンディ・ストーンはスレッズへの投稿で「スレッズのエンジニアチームにはツイッターの元従業員は1人もいない」として、ツイッター側の主張を一蹴した。

ツイッターを所有するイーロン・マスクは6日午後「競争はよいが、不正はよくない」とツイートしたほか、スレッズを「サナダムシ」になぞらえたユーザーの投稿に同調した。

forbes.com 原文

翻訳・編集=遠藤宗生

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