まず、コロナ禍を経て仕事選びの軸に変化があったかを尋ねると、「変化がある」と答えた人が26.2%に。「どちらかと言えば変化がある」(29.6%)と合わせて半数超(55.8%)が、コロナ禍を経て「仕事選びの軸に変化があった」と回答した。一方で、「変化はない」と答えた人は2割強(25.4%)にとどまった。
回答者からは、「リモートワークができるかを重視するようになった」といった声や、「つねに一定の需要がある業界を選ぶようになった」「変化に柔軟に対応できる企業に転職したい」「DXへの取り組み状況を重視している」などといったコメントが寄せられた。
さらに、コロナ禍を経て仕事選びで重視するようになった点を聞くと、最多が「勤務形態(出社・テレワーク)」で60%。次いで「仕事内容」(48.3%)、「企業の安定性」(42.8%)の順に。回答者からは「リモートワークを経験し、働く場所を柔軟に選択したいと思うようになった」「コロナ禍で倒産する企業もあり、企業の安定性を重視するようになった」「社内のDX化の取り組み状況など、仕事の進め方も意識するようになった」といった意見が聞かれた。
アフターコロナの時代、企業ではテレワークからオフィス回帰への波が強まっている。しかし経済の回復に伴い、人手不足に拍車がかかる企業や業界も目立つ。大切なのは、働き方の選択肢を広げ、多様な人材が活躍できる環境や制度を整えることだ。働く場所の制約を取り払うテレワークは、その有効な手段の一つと言えるだろう。
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