国内

2023.08.09 10:45

AI鑑定でブランド品のフェイクを見抜く、IVAが88ブランドに対応する

提供=IVA

真贋鑑定サービス「フェイクバスターズ」を運営するIVAは8月9日、8億円の資金調達を行ったと発表した。メルカリとDeCapital、個人投資家を引受先とした第三者割当増資と、みずほ銀行とりそな銀行からの融資を実施した。

フェイクバスターズはAIと鑑定士により、偽造品を炙り出すサービスだ。これまでの鑑定件数は120万件を超え、鑑定精度は99.999996%。シャネルやディオール、ヴィトン、アディダス、ナイキなど88のブランドが鑑定可能だ。

プランは3つ。

1. クイック鑑定
利用者がアプリやブラウザから画像をアップロードすると、AIと鑑定チームが鑑定する。依頼後48時間以内に鑑定結果がわかる。1点あたり550円(税込み)から。

2. コンプリート鑑定
利用者は鑑定したい商品を郵送し、IVAでAIや専門機器を駆使して鑑定する。正規品と認定された商品には、シリアルナンバー入りのフェイクバスターズタグが装着され、鑑定証明書とともに商品が返送される。1点3300円(税込み)から。

3. BIZラピッドクイック鑑定
 法人向けの特急鑑定サービス。アプリやブラウザに画像をアップロードすると、30分以内に鑑定結果がわかる。1点あたり1100円(税込み)から。



IVAは、2023年6月に台湾のスニーカーマーケットプレイスと業務提携し、全商品の鑑定を始めた。今後は韓国、東南アジア、北米への進出を目指す。

今回調達した資金は、海外進出や鑑定領域の拡大、AIの強化、人材採用に充てるという。さらに今年秋からは、法人向けにスニーカークリーニングを行う新規事業も開始予定だ。

文=露原直人

ForbesBrandVoice

人気記事