スタートアップ

2023.07.04 18:00

UPSIDERが「スタートアップ最大規模」シンジケートローンを実施【6月第5週資金調達まとめ】

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、6月5週目の“注目のトピック”として選ばれた6件の資金調達について紹介する。

UPSIDER

調達額:80億円
調達先:三菱UFJ銀行 / 三井住友信託銀行 / 商工組合中央金庫 / 東京スター銀行 / 紀陽銀行 / あおぞら銀行
備考:シンジケートローン / 三菱UFJ銀行がアレンジャー

成長・上場を支える法人カード「UPSIDER」の運営を行うスタートアップ。

「UPSIDER」は成長にともなう財務・ガバナンスの課題を解決し、企業の進化を加速する金融サービスである。

数百社が利用しており創業期からグロース、上場までのスタートアップ、上場企業、外資企業など様々な企業に利用されている。

最大1億円の利用限度額を設定しており、利用可能額はWEB上でいつでも確認が可能である。

また、利用可能額の引き上げにもは即日で対応しており、利用限度額のせいで事業成長がストップするということを防いでいる。

2023年6月には、三菱UFJ銀行をアレンジャーとするシンジケートローンにて、80億円超の資金調達を実施した。

同時に、子会社“UPSIDER Capital”を設立し、グロースベンチャー向けの融資プロジェクトを始動すると発表した立場として、日本のスタートアップ企業と金融機関の双方に新たな選択肢を提示する契機にして行く方針だ。

Terra Motors

調達額:40億円
調達先:大阪ガス / 東京センチュリー / 住友三井オートサービス / ペガサス・テック・ベンチャーズ
備考:シリーズCラウンド

アジアを中心に二輪・三輪車などの製造・販売を行っている企業。

同社は設立後わずか2年で国内シェアNO.1を獲得し、電気自動車(EV)のリーディングカンパニーとなった。

新しい市場を生み出しリード出来る存在になる事で、日本発のベンチャー企業が世界で通用すると証明すること、日本社会、特に若者をインスパイアして、世界で勝負すること、高いハードルを乗り越えリスクに挑戦することが当たり前の日本社会をつくることを目標としている。

現在、インド・バングラデシュ・ベトナム・フィリピンを中心に電動二輪・電動三輪の製造・販売を行っている。

さらに、同社のmobilityネットワークをIOTを活用しデジタルコネクトし、産業をアップデートすることで、Big Dataを中心とした様々な新しい価値を提供する。

2023年6月には、シリーズCラウンドにて、大阪ガス、東京センチュリー、住友三井オートサービス、ペガサス・テック・ベンチャーズを引受先とした第三者割当増資等により、総額40億円の資金調達を実施した。

今回調達した資金は、充電インフラ網の拡充を加速するとともに、ソフト・ハード・サービスのさらなる開発、事業領域の拡大、そして活動を実現するための採用・組織体制強化への投資に活用していく予定だ。
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文=STARTUP DB

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