ツイッターの締め付け
一方、ツイッターは自社が収益をあげることを否定していると思われる人物らへの非難を続けている。ツイッターのアカウントにログインしていない人がツイッターのウェブサイトからツイートを読もうとすると、何の役にも立たないエラーメッセージが表示される。
さらに、WhatsAppやSlackなどのアプリでツイートへのリンクを共有する際、プレビューが表示されなくなったようだ。つまり、URLだけしか表示されず、ツイート内容を読むにはクリックしてツイッターのサイトにいかざるを得なくなった(もちろん、ツイッターのユーザーでログインしていることが前提だ)。
Epic Gamesのトップ、ティム・スウィーニーはRedditとツイッターの動きを非難。「インターネットはますます壊れているように感じる」とツイートした。
「ニュースサイトは課金制度かアカウントの壁で囲われ、Redditは文句をつけてユーザーを寄せ付けず、Google検索は使い物にならないほど広告とSEOまみれで、そして今やツイッターはアカウントの壁で囲われている。ウェブ閲覧は最悪なものになっている」(スウィーニー)。
これに対してイーロン・マスクはこうツイートした。「数百の組織(もしかしたらそれ以上)が極めて攻撃的にツイッターのデータをスクレイピングしており、実際のユーザーエクスペリエンスに影響を与えるほどだった。それを止めるにはどうしたらいいだろうか。アイデアを歓迎する」
スウィーニーは、スクレイピングを制限し、サービスを悪用する企業を訴えるようマスクに言った。するとマスクは「社のデータを盗んだ者たちに対して法的措置をとり、裁判所で彼らに会うのを楽しみにしている。それは(楽観的に見て)2~3年後のことだが」と切り返した。
ソーシャルメディア界のトップが攻撃的な態度を和らげる気配はまったくない。
(forbes.com 原文)