キャリア・教育

2023.11.29 11:45

スポーツメンタルコーチが実践する「やる気を引き出す」質問法

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質問のストックを作る

子どもを育てていると、毎日さまざまな問題に直面する。「How」で始まる質問だけでは乗り切れない場合もあるだろう。毎日起きるいろいろなシチュエーションで最善の質問をするにはどうしたらいいのだろうか。
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「僕たち人間は、無意識なものも含めると1日に2万回くらいの質問に答えていると言われています。朝起きて何を着るのか、何を食べるのか、どんな言葉を発するのかも全部質問の答えであると考えると2万回だそうです。

その膨大な数の質問の質が良ければ、僕たちは自分が望む自分らしい生き方ができる。反対に質の悪い質問ばかりだと、自分を責めたり、誰かと比較して疲弊してしまいます。その代表例が、さきほどの『なんで?』ですね。

じゃあ、質問力を高めるためにはどうしたらいいかというと、意図を持って質問に接するということ。誰かから質問してもらった時、読んでいた本に問いかけがあったとき、ただ答えて終わりではなく、これは答えたいなと思えた質問をストックしていくんです。答えやすいかどうかではなく、答えてみたいと思える問いです。一方で、これはちょっと嫌な質問だな、答えたくないなと思う質問もストックしてください。そうすると、なんとなく良い質問の共通点が見えてくるはずです。
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質問の内容もそうですが、誰からされるか、どんなシチュエーションで、いつされるかによっても全然違います。そうした質問をストックして、自分で答えてみると自然に質問力が高まってくるんですよね」(藤代氏)
オンラインで取材に対応してくれた、一般社団法人スポーツリレーションシップ協会代表理事の藤代圭一氏

オンラインで取材に対応してくれた、一般社団法人スポーツリレーションシップ協会代表理事の藤代圭一氏


ストックは頭で考えるだけでなく、ノートに書き溜めていくのがおすすめだそう。

実際に書こうとすると、なぜ良い質問だと思ったのかをうまく言語化できないこともあるが、細かいことは気にせず、自分で答えてみて感じた良い質問、悪い質問を書き留めていくことが最初のステップとなる。
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文=濱中香織(パラサポWEB) 資料提供=一般社団法人スポーツリレーションシップ協会

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