キャリア

2023.07.03

尊敬する上司 理由1位は「いざという時のあの態度」 

Getty Images

企業や組織で働いていく上で、どんな上司のもとで働くのかは大きな問題だ。尊敬できる上司に出会えれば、成長の機会につながるかもしれない。しかし困った上司、尊敬できない上司のもとで働くことになれば、そうした機会にあまり恵まれないどころか、働くモチベーションや企業・組織へのエンゲージメントにも影響が出てくる可能性がある。

人材大手のエン・ジャパンは4月26日〜5月28日、求人サイト「エン転職」のユーザー8638名を対象に、「理想の上司」についてのアンケートを実施。今までに「尊敬する上司」に出会ったことはあるかを尋ねると、全体で66%が「ある」、34%が「ない」と回答した。年代別で見ると、「ある」と答えた割合は40代以上で最も多く約7割(69%)となったが、3割超(31%)が尊敬する上司に出会っていないことが明らかになった。

今まで「尊敬する上司」に出会ったことはあるか

続いて、今までに尊敬する上司に出会ったことが「ある」と回答した人を対象に、その上司のどんな点を尊敬しているかを聞くと、最多が「いざという時に部下を守る」で61%。次いで「指示・指導が的確」(60%)、「いつでも相談できる」(59%)が続いた。

上司のどんな点を尊敬しているか

「いざという時に部下を守る」と回答した人からは具体的なエピソードとして、「自分のミスを、上司が同席し責任をとってくれた。その後の自分へのフォローと、これから気をつけることなど、社会人としてのことを教えてくれた」(22歳男性)、「お客様の対応で困っていた時に、相談する前にさっと駆けつけてすぐに対応を変わっていただけた。私は早く離れるように指示をこそっといただき助かった記憶がある」(31歳女性)などといった声が寄せられた。

一方、これまで「困った上司」のもとで働いたことはあるかを質問すると、全体で86%が「ある」と回答。どのような点で困った上司と感じたかについては、「人によって態度を変える」(65%)が最も多く、「いざという時に部下を守らない」「言うことがコロコロ変わる」(ともに56%)が同率2位となった。

さらに、上司に期待していることを尋ねると、トップ3は「公正・公平に評価してもらえる」(63%)、「自分の意見や考えに耳を傾けてもらえる」(61%)、「的確な判断をしてもらえる」(55%)という結果に。

他にも、理想の上司を芸能人・有名人で言うと誰かを聞くと、男性部門では1位に元侍ジャパン監督の「栗山英樹」さん、2位にお笑いタレントの「明石家さんま」さん、3位に「内村光良」さん。女性部門では1位に俳優の「天海祐希」さん、2位に日本テレビアナウンサーの「水戸麻美」さん、3位にモデルでタレントの「アンミカ」さんがランクイン。男性部門の第10位には、二刀流のメジャーリーガー「大谷翔平」さんも入った。

理想の上司を芸能人・有名人で言うと誰か

もちろん、100点満点の上司にはなかなか出会えないのが現実だ。だからこそ今、支えている上司に対してなるべく上手くボスマネジメントを行い、仕事で成果を発揮できるようにしていきたいものだ。

プレスリリース

Forbes JAPAN Web編集部

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