先日、レイカーズに所属する八村塁が、夏のワールドカップ出場を見送るというニュースがありました。
私も日本代表としての八村を見たかったですが、この決定の背景についてはよく理解できます。八村は、オフに制限付きフリーエージェント(FA)になります。プレーオフでの活躍で選手価値が高騰している今だからこそ、次の契約と来シーズンが非常に重要になります。
もしかしたら八村の今後のキャリアを考える上で、一番重要なシーズンになるかもしれません。なので八村にはNBAでの新シーズンに集中してもらいたいですね。
日本時間7月1日から、NBAではフリーエージェントがスタートしました。毎年この時期は、数多くの選手が予想外のチームへ移籍する一大イベントです。レイカーズもFAで選手補強のために動くわけですが、今回はチームとして補強するべき点や、レイカーズがドラフトで獲得した注目選手についてお伝えしていきます。
脱レブロン・ジェームズ依存 来季への大きな課題
レイカーズの数シーズンは良くも悪くもレブロン頼みでした。特にオフェンス面では彼の影響力は凄まじく、司令塔として試合を支配し、数々の勝利を手にしてきました。ただそんなレブロンも38歳になり、来年のプレーオフが開催される頃には39歳になります。
今回のプレーオフでも試合終盤にスタミナ不足の場面が目立ったり、レブロンが不調な時にゲームをコントロールできる選手がレイカーズにはいませんでした。レイカーズが今シーズン以上の結果を出すためにはレブロン以外にも試合を支配できる強い司令塔を獲得する必要があります。