2023.07.02 08:00

夏の休暇は欧州へ? オーバーツーリズムで規制強化の都市も

アムステルダム/オランダ──長年にわたり地元の住民たちを悩ませている観光客の数は、2023年は1800万人あまりに達すると予想されている

バルセロナ/スペイン──人口160万人ほどのこの都市を訪れた観光客は、2019年には約1200万人だった

リスボン/ポルトガル──パンデミックの前は、年間400万~600万人が訪れていたという。人口が50万人余りであることを考えれば、驚くべき数字だ

夏に混雑する都市

欧州のニュース専門放送局ユーロニュース、欧州連合(EU)加盟国の情報サイト「The Mayor.EU」、衛星データアナリティクス企業スパイア・グローバルによると、夏の間に特に多く観光客が集まるとみられる「首都と国」は、次のとおり。

・首都──アムステルダム、ダブリン(アイルランド)、タリン(エストニア)、パリ(フランス)、アテネ(ギリシャ)、ブルージュ(ベルギー)、レイキャビク(アイスランド) 

・国──ギリシャ、クロアチア、アルバニア

TikTokで人気の都市

民泊仲介の英Holidu(ホリドゥ)によるとTikTokで最も検索されている都市のトップ5は、次のとおり。

バルセロナ(スペイン)、パリ、マンチェスター(英国)、リヨン(フランス)、シュトゥットガルト(ドイツ)

そのほかホリドゥは以下の都市について、予想される観光客数が人口1人あたり2人で、混雑は比較的ひどくない可能性があるとしている。

ベルリン(ドイツ)、マドリード(スペイン)、ブリュッセル(ベルギー)、ブダペスト(ハンガリー)

forbes.com 原文

編集=木内涼子

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