ごみを出さない。「ゼロ・ウェイスト」に暮らす7つのアイデア

Getty Images

Getty Images

ゼロ・ウェイストとは、出たごみの処理方法を考えるのではなく、そもそもごみを出さないようにする考え方である。

日本はプラスチックごみや食品ロスの量が非常に多いため、ゼロ・ウェイストを意識する人が増えれば、大きな環境負荷削減につながる。

今回はゼロ・ウェイストに暮らすための7つのアイデアをまとめていく。本記事を参考にして、ぜひ捨てない暮らしに挑戦してみてほしい。

01 チラシを断る

家に届いたチラシは内容も見ずに捨てているという人は意外と多いのではないだろうか。

そんな人は、ポストに「チラシお断り」と書いたシールを貼っておくことで、家庭から出る紙ごみの量を削減できる。

一世帯がチラシを断ったところで刷られるチラシの数は変わらないかもしれないが、シールを見かけた人の意識を変えるきっかけは与えられる。そして、チラシを断る世帯が増えれば、無駄な資源の消費が削減されるだろう。

02 コンポストに取り組む



コンポストとは、家庭から出る生ごみや落ち葉を微生物のはたらきで分解し、堆肥化したものだ。

日本では昔から生ごみを田畑の肥料として有効活用してきた歴史があり、近年はゼロ・ウェイストの実現に必要な取り組みとして再び注目を集めている。

家庭でも簡単にコンポストに取り組める製品が増えているため、知識がなくても気軽に挑戦することができる。

03 量り売りを利用する



量り売りのお店は日本では馴染みがないが、ゼロ・ウェイストの意識が高い国では多くの人が利用している。

ほとんどのお店で容器の持参が許可されており、ごみを出さずに好きな量だけ購入することができる。

ナッツや洗剤は日本でも量り売りで買えることが多いので、気になる方は探してみてはいかがだろうか。環境に優しいだけでなく、お店の雰囲気がおしゃれで、いわゆる”映え”も楽しめる。

04 マイボトルを持ち歩く

日本は人口1人当たりの包装容器プラスチック廃棄量が世界第2位のプラスチック大国であり、年間で約232億本のペットボトルが消費されている。

環境省によると、飲料500mlの場合、ステンレス真空構造の水筒は12回、アルミ一層構造の水筒は10回使用することでペットボトルよりもCO2排出量が少なくなるそうだ。

最近では無印良品やIKEAに無料の給水スポットが設置されているので、マイボトルが活躍する場面も増えるだろう。
次ページ > ついつい買ってしまいがちな「服」はどうする?

文=エシカルな暮らし編集部

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事