トヨタは、タイで最大の財閥のCharoen Pokphand(チャロン・ポカパン、CP)グループの農場で、鶏糞と生ごみから得られるバイオガスを使用する水素製造装置を開発した。この装置は、三菱化工機によって製造され、11月にバンコクの南のサムットプラカーン県にあるトヨタのアジア太平洋本社に設置される予定という。
1時間あたり1000リットルの水素を製造できるこの設備は、バイオガスを利用して水素を製造するトヨタ初のパイロットプロジェクトとされる。トヨタとその総合商社である豊田通商は、バイオガスと水素を圧縮・貯蔵・輸送するシステムを構築する予定だ。
トヨタとタイ最大の財閥であるCPグループは、昨年12月に初めて提携を発表した。両社は、CPグループの配送トラックの動力源に水素を使用し、二酸化炭素の排出量削減に貢献する。
CPグループは、世界最大級の飼料・畜産メーカーとして知られており、創業者のチエンワノン兄弟は、340億ドル(約4.9兆円)の資産を持つタイでトップの富豪とされている。彼らの父のエークチョー・チエンワノンは1921年、弟のチョンチャルーン・チエンワノンと共に、中国から輸入した種子をタイの農家に販売する店から事業を始めた。
(forbes.com 原文)