Damusのユーザーは、アプリ内でビットコインをチップ(投げ銭)として他のユーザーに送ることが可能だ。アップルは、デジタルコンテンツに関連するチップはガイドラインに従ってアプリ内課金を使用するポリシーを設けており、Damusの機能はアップルからの反発を招いた。
Damusはこの決定を不服とし、その根拠となったガイドラインが「乱用され、誤って適用されたもの」であり、ユーザーがチップを支払ったとしてもデジタルコンテンツがアンロックされることはないと主張している。
チップ機能はかつて、投稿やユーザーのプロフィールから使用可能になっていたが、アップルが今月初めにDamusを削除すると脅した後、Damusはこの機能をプロフィールに限定した。ドーシーはこのアプリを支持し、アップルに対して何度も苦情を申し立て「アップルはチップ機能を誤解している」と主張している。
Damusは、ドーシーから500万ドル(約7億円)以上の支援を受けているプラットフォームのNostrを使って作られた。ビットコインのチップ機能を導入した後に、Damusのユーザー数は1万人から推定16万人に増加した。アップルとの摩擦は今に始まったことではなく、このアプリは2月に承認される前にApp Storeから拒否されていた。
アップルは、ユーザーが 「アプリ内のデジタルコンテンツに関連してチップを送ることが可能なアプリの機能」がストアのガイドラインに違反しているとして、DamusをApp Storeから削除すると脅していた。
Damusが活用しているプラットフォームのNostrのユーザー数は、1800万人とされている。
(forbes.com 原文)