シュミットはCNBCの番組「スクウォーク・ボックス」で、AIにより偽情報の拡散が加速する可能性に言及し、「2024年の選挙はめちゃくちゃなものになる。ソーシャルメディアは不誠実な生成AIからわたしたちを守ってくれないからだ」と予言した。
グーグルの親会社アルファベット、メタ、ツイッターといったソーシャルメディア大手がこの1年、コスト削減のためにコンテンツ管理担当者を大量に解雇したのは「大きな問題」だとも指摘した。
グーグル傘下の動画共有サイトであるYouTube(ユーチューブ)が最近、2020年の米大統領選について虚偽の主張をする動画の削除をやめたことに関しては、以前は禁止されていたようなコンテンツについては少なくともAIで生成されたものかどうかは明示されるべきだとの考えを示した。認められるべきなのは「コンピューターにとっての言論の自由ではなく、人間にとっての言論の自由」だとも訴えた。
シュミットは先月、AIは適切に使用しなければ「おびただしい数の人が傷つけられたり死んだりする」おそれがあるとも警告していた。
(forbes.com 原文)