スレッズは、しばらく前から開発が進められており、最初のリーク情報は3月に報じられていた。しかし、詳細に関する情報はあまりなく、まだわからない点も多い。
しかし、Vergeによるとメタはインスタグラム内でこのサービスのプロモーションを実施する予定で、スレッズは立ち上げ当初から、高い知名度を獲得することが予想される。メタは、ツイッターの競合となるこのサービスが、わずか数カ月で「数千万人」のユーザーを惹きつけることを期待しているという。
メタはまた、スレッズを売り込むために著名人に接触を図っており「健全に運営される」点をアピールしているという。スレッズは、イーロン・マスクによって2022年10月に買収されて以来、混乱が続いているツイッターに代わる、責任ある選択肢として位置づけられている。
マスクは、トランプの政治顧問を務めたことで知られる政治コンサルタントのロジャー・ストーンやカニエ・ウェストなどの、物議を醸す人物のツイッターアカウントを復活させた。しかし、ウェストは再び反ユダヤ主義的なメッセージを投稿したことで、わずかな期間でまたもやアカウントを凍結された。
一方、ツイッターは広告主を安心させるために、NBCユニバーサルの広告責任者を務めていたリンダ・ヤッカリーノをCEOに迎え、正しい方向に向かおうとしている。彼女は、マスクが主張する言論の自由を守ると述べているが、広告業界における彼女の豊富な経験は、多くのブランドを安心させるかもしれない。
CNBCは6月22日の記事で、スレッズがインスタグラムをベースにした「分散型」ソーシャルメディアになる予定で、同様なアプローチをとるMastodon(マストドン)と連携可能になると報じていた。
メタの計画をマスクは歓迎していない。彼とマーク・ザッカーバーグは、ネット上で舌戦を繰り広げた結果、近い将来に「金網マッチ」で対戦することを示唆している。2人の対戦が実現するかどうかは不明だが、彼らは互いが大ファンではないことを明らかにしている。
(forbes.com 原文)