キャリア

2023.06.26 08:00

欧米企業の77%がレイオフを計画、従業員はどう対応すべきか

自分にはどんな能力が備わっているのか、どのようにして実力を発揮できるのかを、箇条書きにするといい。その内容をできるだけ数値化しよう。また、過去の業績を思い返してみよう。そうすれば、自尊心や自信が向上する。また、最新版の履歴書を作成するための材料にもなるし、面接を受けるときには具体的な例を挙げることも可能になる。

スキルを磨く

積極的にスキルを磨くことも重要だ。人事担当者は、常に学び成長できる人材を求めている。現在の職場で提供されている学びの場を利用したり、業界団体を通じて能力開発に取り組んだりしよう。

社会活動にも参加しよう。ボランティア活動は、自らが成長できる機会であるとともに、職探しが必要になったときに、力になってくれる人と知り合える絶好の場でもある。

先が見えないときは、自分自身の成長やスキルの向上、将来を見据えての投資に力を入れるのに最適な時期でもある。

パーソナルブランドを構築する

パーソナルブランドの構築にも力を入れるべきだ。そのためには、自分の専門知識や能力の向上につながるコミュニティに参加するといい。形式は、オンラインでも対面でもかまわない。自分の分野に関連した重要なコンテンツを見つけたら、共有したり「いいね」を押したり、コメントをしたりするなどして、対話に加わろう。

また、優れた仕事を成し遂げることも、パーソナルブランドの構築に役立つ。仕事で本物の価値を創造すれば、専門家としての評判を獲得できるだろう。

レジリエンスを高める

何よりも大事なのは、いざという場合でも、慌てず困難に対処して乗り越えられるレジリエンスを維持することかもしれない。自分の仕事に集中し続ければ、評判を守ることができる。困難な時期でも、自分なら絶対に乗り超えることができると、自らに言い聞かせよう。これまで克服してきた逆境を振り返り、自分がその過程でいかに強くなったかを思い出そう。

誰もが、キャリアを積む中で、挫折と克服を繰り返している。難しいプロジェクトをやり遂げ、チームメンバーとの協力関係を築き、成功してきた。私生活でつらいことがあっても、キャリアを維持しながらどうにか乗り切ってきた。

これまで克服してきたすべてが、前進できるための土台になっている。起こりうる状況を受け止めるべくしっかりと目を見開き、積極的に行動を起こすよう心がけよう。

forbes.com 原文

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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