雪国まいたけが「きのこの代替肉」開発、世界が注目する可能性

プレスリリースより

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雪国まいたけは、きのこを原料とした代替肉の開発に成功し、今年度中に販売を開始すると発表しました。きのこならではの良さを活かした代替タンパクだということです。
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雪国まいたけは、2021年11月にプロダクト・イノベーションの推進を発表し、そのなかで「新たな代替たんぱく質」の開発を示唆していましたが、今回それが完成し、今年度中に製品化して販売開始、来年度からは商品バリエーションを増やしていくということです。
きのこ主原料の代替肉素材

きのこ主原料の代替肉素材


現在、販売されている代替肉は、大豆を原料とするものと、きのこの菌を使った「マイコプロテイン」の大きく2つに分かれます。主流は大豆の代替肉で、スーパーの店頭でもよく見かけます。マイコプロテインは、海外ではイギリスのクオーンが代表的なメーカーとして知られていますが、日本ではまだ一般的ではありません。

しかし、マイコプロテインは肉に似た食感から、肉に近づける工程が少なくて済むため製造時の二酸化炭素排出量が少ないという利点があります。とくに海外ではサステナブルでないとして大豆を避ける「ソイフリー」食品がもてはやされているため、マイコプロテインに注目が集まっています。

雪国まいたけの「きのこを主原料とした代替肉」がマイコプロテインかどうかは明らかにされていませんが、きのこ由来ということで、同社の中期経営計画基本方針に掲げられているグローバル展開の強い味方になることでしょう。ちなみに、この発表があった6月21日、雪国まいたけの株価が「大幅反発」というニュースも伝わりました。それよりも、早く食べてみたいですね。
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プレスリリース

文 = 金井哲夫

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