2023.07.02 18:00

時代を読む、ストーリーのあるホテル No.29「ギャリア・二条城 京都」

高級感のあるシンプルなホテル外観、右にある入り口を入ると緑の垣根が続くアプローチがあり、エントランスへと誘われる。


開業は2022年6月17日、今年ちょうど1周年を迎えたばかりの新しいホテルである。開業以来、一貫してZENから派生する‘ウェルビーイング’というコンセプトを貫き、この3月22日からは、館内でのウェルビーイングプログラムとしていくつかのアクティビティを提供している。「抹茶の点て方体験」では、硬くならずに学べる茶道体験として、自宅に戻ってもできるようにと指導。ほかには、インストラクターと共に行う「早朝の瞑想体験」など、いずれも自分に向き合う集中力で充実した時間がもてるようにとの配慮がある。
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庭に向かって早朝メディテーションをするアクティビティの一つ、マインドフルネスをベースにした「フォレスト・メディテーション」。他にも「おうちでもできる茶道体験」「10分ヨガ」、また「ウェルビーイング・ルーム」滞在では、アーユルヴェーダのドーシャチェック後、自分のタイプに合ったハーブティーが届く。様々なことからウェルビーイングのアプローチがある。

庭に向かって早朝メディテーションをするアクティビティの一つ、マインドフルネスをベースにした「フォレスト・メディテーション」。他にも「おうちでもできる茶道体験」「10分ヨガ」、また「ウェルビーイング・ルーム」滞在では、アーユルヴェーダのドーシャチェック後、自分のタイプに合ったハーブティーが届く。様々なことからウェルビーイングのアプローチがある。


ウェルビーイングで大切なのは、当然、滞在中の食事にも求められる。ホテルでは、ダイニング「眞蔵(シングラー)」で、全国から選び抜かれた食材をシェフの技とマインドを駆使し、美しく美味しい料理へと姿を変え提供される。朝食にも、ボリュームのある体に優しいウェルビーイング・ブレックファストが用意されている。

「ウェルビーイング・ブレックファスト」。最初に白湯がサービスされ、次に3種類のスムージーと続く。体を目覚めさせヘルシーで美味しい朝食が始まる。ボリュームもある充実した朝食。

「ウェルビーイング・ブレックファスト」。最初に白湯がサービスされ、次に3種類のスムージーと続く。体を目覚めさせヘルシーで美味しい朝食が始まる。ボリュームもある充実した朝食。

ディナーメニューの一つ、エディブルフラワーがまるでお花畑のように美しい京野菜のアミューズ。フランス料理の技術と日本の食材、シェフのセンスが入ったウェルビーイングな一皿。花籠のような美しさと京野菜のコンビネーション。

ディナーメニューの一つ、エディブルフラワーがまるでお花畑のように美しい京野菜のアミューズ。フランス料理の技術と日本の食材、シェフのセンスが入ったウェルビーイングな一皿。花籠のような美しさと京野菜のコンビネーション。


客室は二条城ビューが圧倒的な人気だが、それとは趣を違え、二条城は見通せないが、48平米の「竹林ガーデン」が静かな支持を集めているという。落ち着いた雰囲気の心休まる空気感が漂う部屋からは、窓の外にちょうどいい規模の竹林が望める。気持ちのいい緑に包まれ心静かになれる部屋である。他には、二条城を望むラグジュアリーな「離宮スイート」(53平米+広いバルコニー)や、「ウェルビーイング」、「二条城ビュー」、「デラックス」が揃っている。

二条城の竹林ガーデンにインスパイアされた竹林庭園の迫るデラックスルーム「竹林ガーデン」(48㎡)。漆塗りの家具、名栗広報のベッドボード、西陣織のクッションカバーなど伝統技のインテリア。

二条城の竹林ガーデンにインスパイアされた竹林庭園の迫るデラックスルーム「竹林ガーデン」(48平米)。漆塗りの家具、名栗加工のベッドボード、西陣織のクッションカバーなど伝統技のインテリア。

ホテルに一部屋だけのスイートルーム「離宮スイート」(53㎡)からは世界遺産、二条城が目の前に迫り、比叡山まで見渡せる絶景。

ホテルに一部屋だけのスイートルーム「離宮スイート」(53平米)からは世界遺産、二条城が目の前に迫り、比叡山まで見渡せる絶景。


ハードワークで仕事に疲れた時や、自分一人で己に向き合いたいとき、反対に友人やパートナーと静かな時を過ごしたいとき、それぞれのシーンにピタリとはまる大人のホテルである。スタッフの温かな対応もスタッフとの距離感もとても快適に思える。
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ギャリア・二条城 京都
京都府京都市中京区市之町180-1
075-366-5806
https://www.garrya.com/ja/destinations/kyoto

文=せきねきょうこ

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